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【第一話　時空を超えて・・・】


——南雲家——

加「やっぱ英雄外伝はいいよねｗｗユッキー万歳∀」
紫「きゃーッ///慶ちゃんカッコエェ//////」
灰「いやいや。佐助が一番かっこいい」

いつものメンバー
いつもの会話
今までと変わらない日常

それが幸せで
でも、ちょっと退屈でもあった。

加「なーなー。BASARAの世界にトリップしたいよね」
紫「なにさいきなりｗまぁしたいけどΣｄ(´∀｀)」
灰「紫ー乃ーｗｗなに『ｄ』ってしてんだよ((笑」

軽い会話
・・・だが、加菜は本気だった。

自分たちが好きな武将の所にいけたら。
こんな退屈な毎日が変わったら。

そんな事を思い浮かべながら、
コントローラーを必死に動かす２人を眺めていた

加「ねぇ!ゥチにもやらせて〜」
灰「あっ、おっおい!!人のとるなよｎ「ねぇ!」」

灰の言葉が紫乃の言葉で遮られる。

紫「なんか、ヘンなの出てるけど・・・」

ほら、と紫乃が画面を指さす。
そこには、真っ黒の画面の中にある渦が見えた。

加「なにさ、あれ?なんか、気持ち悪い・・・」
紫「んじゃこりゃ?バクったか———ぅあ!?」
灰「紫乃!!!!おい、紫乃!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

———嘘!?
・・・紫乃が、紫乃が

渦に、呑みこまれた・・・!?

灰「おい加菜!何ボケっとしてんだよ!紫乃を助けに行くぞ!!」
加「ぅ、うん!!そだね!!待ってろよぉ紫乃!!!!!!!!」


しっかりと手を繋ぎながら、
灰と加菜は漆黒の渦の中へと吸い込まれていった。



そして、私たちは・・・






見慣れぬ土地で






見慣れた人に　見守られ





—————・・・眼を覚ます