二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【戦国BASARA】。*+ partner +*。 ( No.40 )
日時: 2010/04/12 00:46
名前: 聖架 (ID: G2ENsTvw)

【第二話 俺のカシラ 灰&佐助ルート】

灰「・・・・・・どこだ、ここ」

見知らない部屋の見知らない布団。
その中で眼を覚ました俺。
そして、額には無数の斬り傷。

・・・何がなんだかサッパリわかんねェ。

?「ぁ、起きた。どう、気分は?よく眠れた??」
灰「ぇ、あ、はい・・・おかげさまで」

・・・ん?
今、俺の好きなキャラが一瞬見えたような・・・?

ゴシゴシと眼を手でこすり、頬をつねる。
・・・痛い。ってことは、現実か?

灰「って事は、猿飛佐助・・・?」
佐「おっ、俺様も有名になったもんだねー。忍なのに」
灰「ははは・・・(苦笑」

どうしよう、俺・・・
佐助と話してるよ!!!!!!!!!!!!!

佐「あ、そーだ。さっきアンタと一緒に居た子」
灰「!?・・・加菜の、事?」

親友の名を出され、真剣になってしまう。
単独で行動は危ない。
何かヘンな事をされてなければいいのだが———・・・

佐「そんなに殺気立たせないの!眼を覚ましたよ?」
灰「ほ、ホントですか!?今、どこに・・・!?」
佐「ぁー。旦那と一緒にお館様のトコにいるよ」

え?
なんで、武田の総大将の所に居るの?
ちょっと、超危険!!!!!!!!!!!!!

灰「オ、オレも行かせてください!!!!」
佐「?そりゃまたナンデ自分からムサ苦しいトコに?」
灰「だって、アイツがいるんだろ?連れ戻さないと!」
佐「あー。あの子は、今日から武田に入ったんだよ」
灰「・・・ぇ?」

今、サラリとスゴイ事が口から出たような・・・?
アイツが? 武田に? 絶対ムリじゃネ?

でも、アイツは入っちまったんだよな・・・
じゃぁ、オレもここに入ってアイツを見はろう。

言うだけ言って、砕け散れ!!!!!!!!
いや、散っちゃまずいか。

ええい!!とにかく言ってみよう!!

灰「オレも、ダメですか・・・?」
佐「ん?駄目って、何が・・・」

そんなのきまってる。
ホントは佐助だって、分かってるクセに。
やっぱダメだったかなァ・・・?

でも、もう一回。

灰「真田忍隊に、入れてくださいッッ・・・!!」
佐「!?・・・正気か?いつ死んでもおかしくないんだぞ?」
灰「分かってます、少しくらいなら武術は出来ますし・・・」

危険な任務が多い忍びの隊に入るんだ。
決して優しくはない事くらい分かってる。でも・・・

認めてもらえないかもしれない。
任務失敗して、それでポイかもしれない。
でも、この乱世を生き抜くには、それしかない。

そんな事を思いながらの沈黙。
それを破ったのは佐助の意外な言葉だった。

佐「・・・ま。アンタが強いって事は知ってるけどね」
灰「ぇ、ナンデ・・・」
佐「初めて森でアンタ等を見たとき、アンタは一人で戦ってた」
灰「全然記憶がないッ・・・!!」

でも、そうか。
だからこの額には、いくつもの斬り傷があったのか。

・・・すべて話が合うな。
佐助が言ってることは正しいのかも。

佐「ま、アンタみたいな強い奴なら大丈夫かな」
灰「!!!じゃぁ・・・!!」

灰の眼がキラキラ光る。
歓びであふれた眼だった。

佐「そ、これからヨロシクね♪ぇーと、名前は・・・」
灰「灰です。鬼廻灰。佐助って呼んでいい?」
佐「了解っと。んじゃ、俺様も灰って呼ぶぜ?」

真田忍隊に、入ったんだ・・・!!
佐助、ありがとう。
助けてくれたし、雇ってもくれた。

そんなカシラはどこを探してもほとんどいないだろう
しかも忍頭。珍しい。

なにはともあれ、佐助との修行生活が
始まりました———・・・