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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.111 )
- 日時: 2010/07/18 10:53
- 名前: こと (ID: KrNEmkft)
- 参照: http://名前戻したよ!
第二十一話〜救援〜
「……!」
誰かが叫んでる。
多分、道場の方。
激しい物音、と言うか爆音にも似た音。
例えここから遠くても聞こえる。
あ、でもここがどこだか分かんないな。僕自身も分かってないし。
とにかくそこまで出来る限り速く走った。
走れば走る程、音は強くなって。
同時に、血生臭い匂いもした。
血の匂いがするって事は、誰かが傷ついてるって事だ。
直感的に僕はそう思う。
誰かが傷つくのなんて、見たくない。
誰かが死ぬのなんて、見たくない。
例えそれが、赤の他人でも。
不破軍総大将、不破彩葉さん。
そこにその人はいた。
怪我をしていて、若い武将に襲われている。
放っておけば、この人は死ぬ。
僕が助ければ、この人は死なない。
つまり、この人の生死は、僕が決めると言う事だ。
僕の足は、勝手にそちらへ動いた。
希「大丈夫?不破軍総大将、不破彩葉さん」
彩葉さんは助かった。
彼女が対峙していたのは、甲斐の若き虎こと、真田幸村だった。
僕は彼の二対の槍を、止めた。
僕は扉を見つけ、彩葉さんの手を取り、何処からともなく出した槍を一振りして、扉を壊した。
保留。
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