二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.118 )
日時: 2010/07/14 17:43
名前: るりぃ (ID: 0L93mVYj)

ターフ>
分かった。進めておくね。

第二十四話〜言えない事〜


アタシが燕のオーラ(?)にぽけっとしていると、燕は
「連絡をしてくる」
と言って甘味屋の外に行ってしまった。
何だ。構ってくれないのか…
べっ別に団子を食べるから寂しくなんてないんだからね!
でもさぁ、燕って馬に乗ってきてなかったよね…
何できたんだろう?
私が疑問に思っていると燕が帰ってきた。
アタシは口いっぱいに団子を頬張った状態で燕に話し掛けた。

彩「なにふてたんでふか、ふばめ? (何してたんですか、燕?)」

アタシの顔をみて燕が苦笑する。
うん。何いってるかわからないよね。ごめん燕。

燕「アハハ、少しいつきにここの位置を教えておいたんだ」
彩「いふきちゃん!? いふんでふか、甲斐に!(いつきちゃん!? いるんですか、甲斐に!)」
燕「うん、彩葉を助ける為に最北端からね?」

まぁなんということでしょう! お姉さん感動しちゃう!
あ、お姉さんって誰とか言う突っ込みは無しでお願いします。心折れちゃうので。
気が付けば頬に暖かいものが伝っていた。
瞳からこみ上げるそれは、もう随分とみてなかった「涙」だった。

燕「ちょっ、あ…彩葉?」

燕の慌てた声に我に返って御礼を言う。

彩「…アタシの為に本当にありがとう」

…あれ? 燕の声が聞こえない。心なしか動作も止まっている気がする。
暫くしてから希里ちゃんの声が聞こえた。

希「燕兄って以外にも…彩葉さんタイプ?」

…when? where? who? what? how? why?
希里ちゃんが何を言っているのかわかりません隊長。
あ、when? where? who? what? how? why?って5W1Hじゃん。しかもテスト問題だった奴だし。
なんでこう言うときに出てきてテストの時に出てこないんだよぉぉおお!!
畜生! あの禿げ頭めぇええ!!
と、禿げ頭ことアタシの担任の先生の國元先生に八つ当たりをかましていたら
燕「希里〜っ!!お前なぁ〜っ!!///」
という燕の声が聞こえ、ふと先ほどの疑問を思い出した。

彩「そう言えば燕、馬に乗って来てませんでしたよね…?」
燕「——!」

燕の肩が一瞬だけ跳ねた。
いや、待て待て待て、何故そこで肩を跳ねさせるのだ。
アタシなんか悪い事した?
アタシが自問自答していると、燕の焦ったような声が聞こえた。

燕「あ、あれは…忍見たく木の葉隠れの術を使ったんだよ;」

木葉隠れの術!! なっつかしいな〜。子供の頃やろうとして何回木の上から落っこちた事か…
でも、できるなんて凄い!!

彩「燕って忍の術も使えるのですか!? いいなぁ〜」

アタシが素直に感想を伝えると、燕は微妙に苦笑し、希里ちゃんは笑っていた。
何故笑われ、苦笑されるのかがわからないアタシは呆然と二人を見詰めていたのだった…

つづく…