二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.132 )
- 日時: 2010/08/02 16:45
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
- 参照: http://yaplog.jp/000331/
第二十六話〜戦闘後の平和〜
雄「最初の威勢はどうした?」
雄飛と言う男は彩葉に襲い斬りかかる。
彩「くッ…」
彩葉は危機一髪のように避けたが、着物が少し切れた。
その姿を見た俺は少し雄飛にイラッと来た。
調子乗っているんじゃねぇぞ…テメェなんか彩葉の敵じゃねぇんだからな………———。
心で舌打ちを何回もしたり、毒舌を言う。
彩「朽ち果てなさい!」
彩葉は固有技を繰り出す。
だが、軽々と避ける。
彩葉は「ならば…」と少し呟いて…。
彩「私には譲れないものがある!」
傍目には飛び上がって日本刀を一振りしたようにしか見えないこの技なのだが、これを受けている俺は知っている。
一瞬で連撃する攻撃だ。
あぁ…俺、一発で敗北したなぁ…———。
昔のように思うのは俺だけだろうか?
雄「ぐあっ…」
やはり油断していたようであの時の俺のように倒れる。
しかも、俺より少し出血多くないか?
こいつ大丈夫かよ?
少し彩葉に倒れたまま反抗しようとしたが、彩葉は手を差し伸べて微笑んだ。
彩「凄くいい勝負でしたよ。戦っているときはいがみ合っていても、最後は握手で仲直り。そういう終わり方が、私は好きです」
一旦目を見開いた後、がばりと起き上がり両手で彩葉の手を握った。
俺合わせて三人は唖然とする。
すると、こいつはとんでもない事を言いやがった。
雄「俺、アンタに惚れた!」
一旦彩葉は「は?」と言うような顔になるが次第に赤くなっていく。
その姿を見て何故か心がギュッと痛くなった。
これは……何だ…?———。
初めてなった気持ちの痛みに少し聞こえないようにギリッと歯音を立てた。
彩「What does it say on the earth? it exhorts Me?」
彩葉は俺達の知らない言葉で話す。
いつまでも手を離さないこいつに俺は叫んだ。
燕「そこのお前、何言ってんだ!!」
雄「何って? そのまんまだけど」
こいつはキョトンとする。
本当に心から「こいつは彩葉と一緒にさせてはならない」と思った。
こいつは俺の言った事に理解し、少し黒い笑みをしたのを見た。
俺は犬のように睨む。
彩「と、とにかく行きましょうか? いつきちゃんも来た事ですし…」
彩葉はドウドウと言う様に止めさせたが、まだ続く。
こいつだけ彩葉に近づけさせないと俺は誓った。
つづく…