二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.138 )
- 日時: 2010/08/16 15:23
- 名前: るりぃ (ID: ubqL4C4c)
- 参照: http://wind.ap.teacup.com/hagaren/img/1280558103.jpg
第二十八話〜京の噂〜
奥州に入ったので、なるべく伊達軍に見つからないようにしたいと目立たないように行動しようと考えながら歩みを進めるアタシ達。
あ、雄飛君は途中で「ついてこない」といったけどアタシが一緒に来なさいといったのでついてきてます。
ケガの手当てはしたけど心配だからね。
そういえば、噂をまだ聞いてないや。
彩「ところで雄飛君。」
雄「はい。」
アタシが声を掛けると雄飛君は嬉しそうに振り返った。
…そして、それと同時に右斜めから黒いオーラが発された。
うわぁ、これ、殺気より怖い。
アタシはチキン・ザ・ハートなので黒オーラはスルーしよう。
というかスルーしないと心臓が爆発する。冗談ではなく、マジで。
彩「雄飛君が言っていた‘噂’ってなんですか?」
アタシがそうきくと、雄飛君はあぁ…と小さく呟きながら笑顔で説明してくれた。
雄「京の都で流れている噂なんです。一揆衆が討伐され、不破軍という軍になっているって。」
うわお、もう噂になってるのか。
武田軍との交戦を他国の忍に見られていたということだね。
アレだけ派手に戦えば見つかるし、武田軍はモブ軍じゃなくてメインだしなぁ…
でも、雄飛君の供述とアタシと戦う前の言動には矛盾がある。
彩「では、何故それだけで私を不破軍総大将不破彩葉だと思ったのですか?」
アタシが矛盾点を指摘すると、雄飛君はさきほどの噂と同時に流れている噂を教えてくれた。
雄「『不破の総大将、不破彩葉は天女の如き美貌の持ち主。氷柱のように光る髪を靡かせながら白刃の日本刀を扱う姿は氷の上を舞う精霊のよう。』」
だ、誰だそんなこっぱずかしい噂流したのぉぉおお!!
前でろ、前! アタシが地獄の門の叩き方をアタシの気がすむまでンミッッッッッッッッチリ教えてやる!
こんな噂が流れたのも全部あの馬鹿主従のせい…ウフフフフフ…
と、どこぞの魔王の妹のような雰囲気を雄飛君はスルーしたらしく、アタシに話し掛けてきた。
雄「え〜っと…彩葉さん? 大丈夫?」
うん。めっさ大丈夫。もりもり元気です。勇気百倍ならぬ元気百倍です。
とは流石に言えず。「うん。大丈夫。」と当り障りのない返事をしておいた。
雄「そうですか、それならよかっ「彩葉、先ほど伝令が飛んできた。武田軍が彩葉に会いたいといっているらしい。」
雄飛君の台詞を遮って燕が話し掛けてきました。
…へぇ、武田軍。ねぇ…
彩「OK…いえ、分かりました。もう屋敷は見えるところまできていますし、会いましょう。」
そして燕にある指示を言って作戦を練った。
さぁ、いざ復讐!〜真田主従編〜の始まりだ!
つづく…