二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.141 )
日時: 2010/08/28 16:28
名前: るりぃ (ID: vsrbWmnW)
参照: http://wind.ap.teacup.com/hagaren/img/1280558103.jpg

第二十九話〜ナルシスト〜

燕は内容を聞いた後、その凶悪な光を灯した瞳を細め、にやりと笑いました。
ああ、もう、かっこよすぎるよ燕。その笑い方は反則でしょう。
アタシの心が打ち抜かれましたよ。ズキュンッという古い効果音付きでね。
まぁ、話の内容は『信玄公と真田幸村を客人として迎え入れるが真田幸村を信玄公の前で恥じかかせる』
というものなんですが。
燕には私が部屋に駆け込んでくるからその後の私の演技に合わせてといっておきました。
というわけで燕はアタシより先に行く事に。希里ちゃん以外は先に行きましたよ。
希里ちゃんはアタシの護衛だといって燕がつけてくれました。
そのさりげない優しさにアタシは腰砕けですよ。さすがマイハニー。
そして、さくさくと雪を踏みながら希里ちゃんと2人で屋敷へと歩いていく。
ここまでくれば安心だなぁと思ったとき、目の前を黒い物体が左から右へ横切った。
ガツッとか良い音して右の木にその黒い物体が突き刺さる。
よくみたらそれはクナイでした☆って、☆とかつけてる場合じゃねぇよ。
命狙われたのか、そうなのか、なんてこったぱんなこった!!
アタシがプチパニック状態に陥りかけていたそのとき、今度は頭上から何かが落下してくる気配。
アタシは反射で日本刀をぬいて、それに向かって振りかざした。
金属と金属のぶつかる音がする。
そして、目の前にいたのは…
オレンジっぽい髪の毛の美青年でした。
彼はそのグレーの瞳を丸く笑みの形に歪め、口笛を吹いた。

「さっすが、俺の美しさに当てはまる人。」

まさかナルシスト忍者さんと戦闘フラグですか、勘弁してくれよ。
そう思ってアタシの武器とぶつかっている彼の武器を見た。
それは手錠でした。まる。あれ、作文?
アタシは彼の手錠をみて顔を青くし、日本刀で思いっきり跳ねとばした。
アタシと彼が離れたのをみて、希里ちゃんが素早く間に入る。
というわけで、戦闘開始でございま〜す

つづく…