二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.19 )
日時: 2010/03/30 16:23
名前: るりぃ (ID: X2wsDvW1)

ターフ>
おおお!凄い!じゃあ六話書きます!

第六話〜最北端制圧戦〜

さぁやって参りました最北端!アタシと燕が制圧してやる!
そんな風に心の中で女王様笑いしているアタシとは違って(あ、勿論アタシも顔だけは余裕そうに微笑んでるよ?)
燕は本気モードです。農民だからあんまり身構えなくても平気だよ〜と、声を掛けたくてもチキンなアタシは声を掛けられない。
実はこの最北端に来る前に婆砂羅屋を歩いて見つけて、アタシと燕に合う武器を買った。
アタシは転生前の世界からついてきたであろう物の確認もついでにしておいたら勉強には関係の無い物ばかり出てきた。
あれ〜?転生前って教室で居眠りしていたよね?
そんな事を思い出して少し悲しくなってしまった。
カバンから出てきたものは
ガムテープ(四話参照)、ピアノ線(何故?)、
水につけたら消えるメモ、
ブラックライトで照らさないと見えないペン、
ブラックライトが10個(何でこんなに?)、携帯、
フルーツ飴、筆記用具、ノート、教科書、
等だった。
こうしてみると自分の不真面目さが浮き彫りになってくる。そこに燕が声を掛けてきた。
燕「彩葉、用意はできているか?」
アタシは燕の声に微笑みながら
彩「ええ、いつでもいけるわ。」
と言った。すると燕は、凄い余裕だな、と言ってきた。
いや、そんなことはないんです、実はこれ全部演技です。
燕の時も真田主従の時も体が勝手に動いたんです、ぶっちゃけ戦ったことなんかないんです!
そんな事を考えながらアタシは手刀を、燕は弓矢を構えて寒い雪山の中に入る、当然吐く吐息は白いが、アタシは氷属性である為か平気だった。
ゲームの中では一揆鎮圧戦なのだろうが、アタシ達がやろうとしているのは本当に制圧戦。
とそこに異変に気が付いた農民たちが鍬を持ってやってきた。
さすがは地元の人間とでも言うのだろうか、凄いスムーズな動きでこちらに向かってくる。
アタシは中身女子高生なので動きが少し鈍いけど燕も此処の人間だからかスムーズに動いていく。
燕「俺は日ノ本の者だろうが関係ない。」
燕のその声に我に返った時は農民たちが地に伏していた。
彩「終わったの?」
アタシがそう聞くと燕はああ、と言ってにやりと笑う。
彩「では一気に突破しましょう。」
燕はアタシの声に了解!と返すと一気に進んでいった。
アタシは燕が行った後に燕の矢(矢じりはつぶしてある)から逃れた農民を手刀で倒しつつ、若干暴走気味の燕の後に続く。と、そこにい・つ・きちゃぁぁぁぁぁぁん!
と言う野太い声が聞こえた。
どう見ても子供が振り回せるはずの無い木槌を持ち上げて、声援を受けるその子供・・・・もといいつきちゃんはアタシ達の前に立ちふさがる。
い「おら達から米さ奪う気か!?」
燕はアタシをやっていいか?と言うようにみすえる。
アタシはそれに目線で駄目、と言うと燕を下がらせ、いつきちゃんに向かって微笑みなるべく温厚に話し掛ける。
彩「私たちは貴方から米を奪う気は無いわ、そして大将首にも興味は無いの、貴女はこの一揆衆の大将ね?少しお話がしたいのだけれどいいかしら?」
するといつきちゃんは大きい瞳さらに大きく見開き、おらに話しだべか?と言った。
意外と話が出来そうなことに内心安堵すると自分の名前を名乗っていない事に気づき、挨拶をする。
燕は何故か不満げな顔をしていたが、とりあえず今はいつきちゃんとの対話に専念しようと燕の事は頭から追い出した。
彩「そうよ、私は彩葉、後ろの男子(おのこ)は燕と申します。」
い「おらはいつき、・・・ッ、おめぇ達、おら達が油断した所を叩くつもりだべか!?ひっかかんねぇべ!?」
いつきちゃんは私が自己紹介したことで怒り出したらしい。
その手にきつく木槌を握ってこちらを睨みつけてくる。
すると燕は呆れたようにため息をつき、毒舌を吐いた。
燕「この地を修めてんのは伊達だろ?こうも民を疑心暗鬼にさせんなんて情けねぇな。」
彩「いえ・・・きっと、ひっt・・・伊達はうまくやっているのだと思います、まだ子供だから頭が足りていないと言うだけで・・・」
アタシは燕の毒舌ににフォローを入れようとするが上手くいかない、国語を転生前にもっと頑張っていればよかったなぁ・・・なんて思っていると燕が弓矢を構えてアタシにこういった。
燕「彩葉!雑魚は任せた!」
そしてそのままいつきちゃんに一直線、アタシはそんな燕に慌てて叫んだ。
彩「つ、燕!殺してはいけません!そして重傷も負わせてはいけません!今後不利になりますからね!」
すると燕はわかってる!と叫び返してきた。
燕がいつきちゃんを捕縛するならアタシはそれを邪魔する農民・・・いえ、敵を絶対に近づけさせない、また燕にケガをさせたくないから、
アタシはその思いを胸に、太腿にセットしてあった短刀を抜き、お決まりの台詞を言った。
彩「冷氷麗舞、不破彩葉、参る。」

つづく・・・

次に書く人はこれの燕視点を書いて下さい!