二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.53 )
- 日時: 2010/04/25 10:51
- 名前: るりぃ (ID: 8S0DwXmM)
こと>
okだよ♪早瀬希里ちゃんね♪
「紅氷決闘」でだすよ〜。詳しい事は打ち合わせ場所で聞いてね♪
第十話〜武田軍襲来〜
燕もアタシも変だ、きな臭いと言い合ったけれど、その間にも武田軍はこちらに向かってきた。
なのでアタシは武田軍がいよいよ近づいて戦になる前にいつきちゃん達にそれぞれの持ち場につかせたりしている。
あ、勿論いつきちゃんは本来いる場所にいさせてるよ。
でも、その前の通過点である広い土地で燕とアタシが待機している。
くくくくく・・・この戦の勝利条件はアタシと燕の撃破、および、いつきちゃんの待つ防衛地点への到達。
失敗条件はアタシと燕に倒される事、武田軍大将の敗走!
世の中そんなに甘くはないのだ!
勝利条件は言葉では簡単そうだけれど、燕撃破なんて不可能だから、つまり。
勝利条件がクリアできない=武田軍大将敗走決定
彩「いいですか?武士が相手だからといって恐れるにはたりません、雪の上は貴方達の庭です、敵軍に存分に見せ付けてあげなさい!」
いつき軍改め不破軍、士気上昇中!
・・・そりゃまあ上がるよ、鰻登りにあがるよ。
燕に鍛えられた弓隊農民ズは自身満々の様子。
アタシに鍛えられた切り込み部隊も自信満々。
期待しないで下さい、貴方たち切り込み部隊が死んだらアタシのせいです。
そういえばBASARAは士気上昇って無いんだよね・・・
信長の野望とか戦国無双にはあったんだけどな・・・
とりあえずこれは無双システムにしておこう。
そんなことを考えていると燕がやってきてこういった。
燕「彩葉、伝令だ、武田軍第一地点到達、少数部隊編成との事だ。」
アタシはそれをきいてほっとした。
彩「ええ、少数部隊なら手数が勝っているこちらが有利と見えるわ。だけれど武田の飼い犬が厄介よ、だから皆様は持ち場で待機、私たちが迎え撃ちましょう。いきましょう、燕。」
・・・あっれー、なぜ心の中とは別の事が・・・
とにかく武田の飼い犬をぶっ潰してこようか。
アタシの可愛い燕に傷をつけたかりを返さなければ!
その刹那、ズドドドッ、と、地響きがした。
燕「へぇ、どうやら彩葉の仕掛けた罠が役に立っているみたいだね。」
彩「ええ、頑張りましたから・・・一般兵は軽く生き埋めになっていると思いますよ。」
アタシは誉められて嬉しかったので満面の笑みで答えた。
・・・なぜか燕の笑顔が引きつっているのかは気にしない。
さて、武田といえば赤、赤と言えば炎。
彼らはその色にふさわしい炎属性のBASARA使い。
自然の法則で火で氷は溶ける。けれど雪は火に強い水を生み出す。ふふふふふ・・・どうでるかな?
・・・あとなーんか忘れている気がするのは気のせいかな?
・・・そういえば侵略者側は名乗らないんだっけ、四字熟語・・・残念だわ・・・
彩「さてさて、武田軍の人間はこちらに来れるのかかしらね、雪崩で息絶えてくれれば助かるのですが武将クラスだと無理でしょうね・・・っ!」
アタシがそんな風にぶつぶつ呟いていると、此処にくるまでの一本道からもの凄い爆発音とメテオがきた。
彩「燕ッ!此処にくるまでの一本道からもの凄い爆発音とメテオが来ています!まずいですね・・・これは絶対にOYAKATASAMAフラグです、どうしましょう!?武田軍総大将自らとは思いませんでした!」
アタシが燕に叫ぶと燕はぽかんとした表情をした後に冷静にこういった。
燕「彩葉・・・すまないけど俺は異国語はわからない。そして彩葉が興奮している理由もわからない。キチンと説明してくれ。」
ヤバ、テンション上がった所為でカタカナを使ってしまった。OYAKATASAMAなんてローマ字だよ、ごめん燕。
でもアレだよ、メテオが見える、凄い見える、きっとアタシが仕掛けた罠も潜り抜けたんだろうなぁ・・・うん・・・
つぎは大将クラスの人間も足止めできるような罠を作ろう。
きっとアタシの頭の中の知恵という知恵を振り絞ればメテオを放つ大将もきっと足止めできるはずだ。
彩「ええと、キチンとですか・・・武田軍総大将が、確実にこちらに向かっている、隕石を降らせながら向かってくる・・・」
燕「隕石?ふん、武田も婆砂羅の持ち主か、良い、俺と彩葉なら無敵だからな。」
え?誉められてんの?よし!燕の期待にこたえられるように武田ぶっ殺す!
やる気が出たアタシの眼前に、凄まじい爆風が吹き荒れる。
瞬時にアタシ達は己の獲物を構え、その爆風の中から現れる男を睨んだ。
?「ほう、これだけの罠を仕掛けるもの故に落ち延びた老将かと思えば、どうやら違うようだ。」
爆風の中から現れた男は、モフモフの兜を装備した赤色を印象とさせる中年の男。
素敵なおじ様だなあ、鍛え上げられた肉体はすげぇ素敵なんだけれど、この状況下ではしゃいでられない事はアタシくらいにもわかる。
オイオイ武田軍、総大将自らがこんな最北端にくるなんてよく許したな。
普通は配下の武将を宛がうだけだろうよ。
ったく何考えてんだ恐ろしいな、このスタイリックアクション世界。
武「ワシの名は武田信玄!甲斐の虎よ!主等の名を聞いておこう!」
彩「・・・不破彩葉、女とて努々侮るな」
燕「日ノ本の狼、霧崎燕だ、噛み付かれろ、この狼に。」
完全に雰囲気が戦モード、アタシも普段の雰囲気から武将として雰囲気に変貌させなきゃ。
農民や燕と一緒に訓練して武芸を教え込まれた身体は既に臨戦体制。
日本刀を握りながらアタシが手にしているのは黒く鈍い光を放つ短銃。
彩葉&燕「「いざ、お相手ねがおう。」」
つづく・・・