二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.58 )
- 日時: 2010/04/29 12:39
- 名前: こと (ID: ppbZlmwS)
- 参照: http://名前戻したよ!
じゃあ更新するよ?
第十一話〜紅蓮の鬼〜
不破彩華と名乗る女は、次々と弾を連射する。
が、わしはそれを、巨大な斧で次々と弾く。
信「随分と威勢がいいのお!」
彩「ッ!」
わしは彩華目掛けて斧を振り下ろす。
彩華は辛うじて避けたが、彩華の髪が何本か舞い散った。
彩「炎の婆砂羅使い相手ですか…」
信「おぬしは違うと申すのか?」
わしは聞くが、攻撃を止めない。
彩「違いますよ、こうなったら奥義しかないですね!」
彩華は太腿にある短銃の二丁目を引き抜いて二丁銃にし、わしの心臓を狙う。
わしは余裕でかわす。
すると
(…早いっ!?)
彩華は残像も残さぬ速さで一気に距離を詰める。
そして
彩華「ハッ!」
人体の急所に当てた。
(うッ…!)
その隙に彩華は懐から『紐』を出し、わしの首を絞める。
信「動かないで下さい、信玄公。女の力で絞めるだけでも、貴方を殺せてしまうのですよ?」
彼女は天女の様に、優雅に微笑む。
彩華は透明のような糸を巻きつける。
これは、動いたら死ぬと、錯覚した。
(やられた…)
わしは、降参。とばかりに体の力を抜く。
その時
(ん?)
何かの気配に気付いた。
燕「彩華ッ!右に避けろッ!」
彼女は指示通り、わしの肩を持ち、右へ飛ぶ。
彩華は近くの木にもたれる形でわしを座らせてくれた。
彩「え…」
そこには、怒り狂う幸村がいた。
幸「…おぬしがお館様を打ち負かしたのか」
燕は彩華と幸村の間に立ち、軽く舌打ちする。
幸「答えろ!おぬしがお館様を打ち負かしたのかっ!」
彩華はかなり恐がっているようだ。
燕「馬鹿め。貴様のような『犬』風情が騒ぎ立てると、甲斐の虎ともあろう男の威厳という物が下がる。口を閉じろ」
成る程。あの幸村に『犬』と言うなど、あの青年も大した度胸があつものだ。
幸「ッ!黙れ!お様館様、この幸村がお助けいたします!」
燕「お前が紅蓮の鬼か…なら、少しは楽しめそうだな、彩華!武田信玄は頼んだ!」
彩「燕!もしも私に何かあった時には貴方が此処を守るのです!ここから離れてはいけません!」
燕は彼女に応!と返事し、彩華は少し安堵した。
彩「信玄公。少しお話しませんか?」
信「ああ、かまわぬ」
つづく…。