二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説〜飛び入り参加可!〜 ( No.84 )
- 日時: 2010/05/09 19:58
- 名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 3c0JYUg8)
- 参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)
第14話〜俺の心〜
燕「くそっ……!」
ガンッと、農民の家の床を叩いた。
ジンジン拳が痛むが気にしない。
今日の戦で、不破軍の彩葉が迷彩柄の忍でお馴染みの猿飛佐助や犬のように吠える真田幸村に連れ去られた。
佐助なんかは、武田軍の真田十勇士の長だ。
かなりの実力者のなのだろう。
あの時…………———。
〜回想〜
幸「これで…お館様を倒した彩葉殿を…!」
幸村はそう呟いて倒れた彩葉を見ていた。
燕「彩葉っ…!貴様っ、咬み付かれろ…この狼にっ!」
幸「——っ!」
俺は彩葉の姿を見て、幸村に血相を変えて矢を放つ。
瞬時に幸村は回避した。
燕「真田幸村……お前には見損なったぜっ…!」
幸「——?!」
ビリビリと殺気を立てて俺は幸村を睨みついた。
その姿は……——まるで狼の姿。
幸村は少し息を詰まらせた声で反論する。
幸「何を言う?!そなたたちがお館様の勝利を負けにしたのであろうがっ!」
俺はこの言葉を聞きながら、ギリッと歯音を立てた。
燕「勝利だと?そんなのは…——関係ない!」
幸「くっ…!」
俺は幸村の動きを止める矢を放った後、心臓を貫く矢を放った。
彩葉の……敵…っ!——。
そう思っていた時………———。
?「——あらら、かなり苦戦してるね…旦那」
ガキィンッ………———。
甲賀手裏剣を手元に戻し言ったのは、他でもない猿飛佐助だった。
幸「佐助っ、遅かったな!」
明るく幸村は言った。
だが、それもつかの間。
俺の殺気がもっと立つ。
佐「へぇ…この殺気、あんたのだったんだ」
燕「それが…どうした?」
佐助はヒュウと口笛を鳴らした。
佐「旦那、一旦引き上げるよ!」
幸「な、何をっ?!」
佐「——もちろん、この彩葉ちゃんを連れてね」
そう佐助が隣にいる幸村に言った。
燕「させるかっ!」
矢を放とうとしたが………———。
燕「——!…矢が、折れている」
矢の羽が近い元の方が折れていた。
弓矢使いは矢の羽の近い元が折られると何も出来ない。
佐「調度良かったね、さて…行きますか」
佐助は彩葉を落ちないように持ち、烏の足を握った。
燕「——待てっ!彩葉っ!」
佐「彩葉ちゃんを返してほしければ、武田軍に来れば良いよ。その代わり…また戦うと思うけどね」
佐助はそう言って、彩葉を連れて行った………———。
〜回想終了〜
「このままじゃ…駄目だ…!」
俺は筆と地図を持ち、作戦を練った。
もちろん……——彩葉を助ける為に。
つづく…。