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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 戦国BASARA、リレー小説「総大将は女子高生!」 ( No.99 )
- 日時: 2010/06/01 09:27
- 名前: こと (ID: vW1aB74L)
- 参照: http://名前戻したよ!
第十四話〜雪解けの原因〜
「暇だなぁ…」
僕の名は早瀬希里。
どこの軍にも属していない、ただの暇人だ。
変わった事と言えば唯一つ——
「あ、可愛い猫だね。いいよ、おいで」
白い小さな猫が、こちらに近付く。
頭を撫でようとすれば——
「わーーーーっ!?」
大勢の動物が集まってくる。
これが少し困りものなんだ。
まぁ、動物は好きだからいいんだけど。
「よしよし、分かった。君達もおいでよ」
しばらく……
「あれ?」
ふと地面に目をやると、今まで積もっていた雪がどんどん溶けていく。
まだ雪解けの季節でもないのに。
しかも、何か暑い気がする。
「一体、どうなってるんだろ…?」
集まった動物達はどうしていいか分からず、オロオロしている。
「皆、自分の家に帰りなよ。ここ、危ないみたいだよ」
そう言うと、彼らは素直に森に戻った。
「ん?…何あれ」
空を見上げると、カラスが、何か大きな物を運んでいる。
よく見ると、それは人間だった。
カラスが、人間を三人抱えているのだ。
具体的に言うと、一人の男がカラスの足を持って女一人、男一人を抱えている。
もしかしたら、この雪解けと何か関係があるかもしれない、と直感的に思った。
暇だし…、いいよね。
「追いかけよう!」
もし誰かと戦う事になったら、それはそれで面白そうだ。
「久々に腕が鳴るなぁ!」
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