二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA ( No.27 )
日時: 2010/04/01 17:15
名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: mGr/ToWj)

#04


 「御館様、前田軍は1人だけですが、兵を増やすそうです。後、先程の少女は前田の風来坊が知っていました」

 佐助は早口に喋った。

 武田信玄はそうか、とうなずいて、

 「おそらく・・先程の娘が加勢するのだろう」

 「そ、そうなのか?佐助」

 「らしいぜ。風来坊が誘ってたし」
 

 幸村は、前田軍の方を見た。
 1人の少女が楽しそうにしている。

 「ですが!!たかが1人増えたところで御館様に敵う者はいません!!」

 幸村はそう叫んだ。
 その言葉の意味は、武田信玄をそれほど尊敬しているということだった。

 「・・・幸村よ」
 「はい、御館様」

 バシッ_____


 幸村が飛んだ。
 御館様、武田信玄の手によって、殴り飛ばされた。

 「・・・御館様、普通それは死んでますって・・」

 佐助が呆れたようにツッコミをいれるが、聞いてないと佐助自身はよく分かっていた。

 「幸村よ、簡単に油断などするでない!!敵はいついかなる時でも敵なのだ!!油断をしたらやられてしまうぞ!!」

 幸村はゆっくりと体を起こして、立ち上がった。

 「さすが御館様!!この幸村、尊敬いたします!!ですが御館様に敵う者はいないと本気で思っています!!」

 「うむ、では出陣じゃ!!幸村ァ!!」
 「御館様ァ!!」
 「幸村ァァ!!」
 「御館様ァァ!!!」
 「幸む「じゃぁ、戦開始の音だしま〜す」

 佐助は係の者に命令をして、戦開始の音をだした。


 ♪


 「犬千代様、私が犬千代様をお守りいたします」
 「うん、頼むよまつ!!」

 「まつ、うれしゅう御座います!!」


 紬はその光景を無視して、前田慶次に尋ねた。

 「ね、やっぱさ、利家さんとまつさんが最初で、慶ちゃんであたしで兵?」

 「ん?何でもいいんじゃないか?ケンカといったら祭りだ、楽しくやろうぜ、楽しく!」

 「・・・、(終わったら飲みに来るくせに)」
 「どうした?」

 「別に〜」


 武田軍が向かってきた。

 それに合わせて、前田軍も前に出る。

 否、2つの軍が衝突した。


 「この真田幸村がお相手致す!!」
 「あ、どーも」

 紬の前に、幸村が現れた。