二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA ( No.38 )
日時: 2010/04/29 15:42
名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: AgNy0wzw)

#07


 目を覚ますと、畳の匂いがした。


 「・・・・、ここは・・・」


 起き上がり、辺りを見回すと、自分の服と刀が置いてあり、とても見慣れた部屋が広がっていた。


 ____自分の部屋のようだ。



 頭をおさえ、倒れるまでの記憶を思い出す。


____任務を終えて帰る途中


    武田軍と前田軍の喧嘩をみて______



______後ろからの衝撃




______あぁ!?



 お侍さんだと間違えて攻撃しちゃったべ!!____



_____しっかりするだよ!!


        村まで運ばなくちゃ______




 そうだ。

 農民に・・・侍と間違えて殴られて気絶したんだ。


 「・・って事は政宗達に助けられたのか・・?」


 とりあえず自分の服に着替えて、刀をつけた。

 腰ではなく、背中に縦にして着けるのが、お気に入りだった。

 不意に、ガラリとふすまが開いた。

 「起きたのか、京」

 体格のいい男が、彼を見下ろしている。

 彼、京はなれなれしく喋る。


 「小十郎、おれがここにいるってコトは・・・お前らが運んでくれたのか?___そうだったら一応礼を言っとく。有難う」

 「まぁな、政宗様が運んで下さったのだ」

 「ふーん」


 京はよろよろと立ち上がった。

 頭がまだ揺れている。

 「おい、大丈夫か?」

 「平気、な—んか揺れてるけど。二日酔いみたいだよ・・・」


 よろよろと部屋を出て、政宗がいつも木刀を振っている場所に向かった。