二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA ( No.42 )
日時: 2010/05/09 14:39
名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: k9bzCLT6)

#08


 庭に行くと、木刀を振っている男がいた。

 「HAッ! H「政宗ッ!!」・・・京か?起きたのか」

 「まぁな。あぁ、そうだ、この前の戦とかの事なんだけど・・・」
 
 政宗は木刀を振るのを止めた。

 「京。その話なら___俺の部屋でだ。行くぞ」

 「あ、小十郎も呼んで来ようか?」

 「・・・頼む」


 京は小十郎を呼ぶために、彼の部屋へ向かった。

 政宗は木刀をしまうと、自分の部屋に入った。


        ♪




 「じゃ、慶ちゃん。あたしはそろそろ帰るね。後片付けは宜しく」

 南千紬は荷物をまとめると、山の中へ走っていった。

 もうすぐで明日の材料を準備する時間だ。


 「おう!またな」


 「お疲れ様〜。じゃぁ、また明日」



 山の中を通るのが一番の近道だと知っていたので、紬は夕暮れの中、木の間を走った。

 「暗くなってきたなぁ・・・・あぁぁっ!?」


 足元に注意を払わなかったため、気付かず転んでしまった。

 転んだ挙句、木の枝にさかさまになってぶら下がってしまった。

 誰かの罠のようだ。

 「うわぁ・・っ。あたしとした事が・・・」

 急いで背中から刀を取り出し、足に巻きついた縄を斬った。

 「・・・ふー。びっくりした・・ってうわぁぁぁぁ!!!?」


 地面に着地したその瞬間に、もう1度同じ罠に引っ掛かった。


 「____やっただ!!罠荒らしを捕まえたべ!!」


 後ろから少女の声が聞こえて、農民の女の子が現れた。

 右手には槌をもっていた。


 「捕まえただ!!もう逃がさないだよ!!」

 「えっ?えっ?えぇぇぇぇぇぇ!!!?!ちょ、人違いです——!!!」