二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 戦国BASARA ( No.8 )
日時: 2010/03/29 17:33
名前: ミホ ◆3Z7vqi3PBI (ID: pCIe9n5q)

#01

 

 皆さん、こんにちは。
 南千 紬です。

 あなたなら、こんな時どうしますか?

 Q1、敵にかこまれて(強敵)逃げる場所がない。

 ①潔く、ここで最期を迎える
 
 ②誰か助けてぇぇと叫ぶ

 ③頑張って戦ってみる

 ④仲間になる

 どっかの見知らぬ戦に巻き込まれて1時間が経過した。

 何処かの忍者と勘違いされて、今ピンチ。

 この家紋はおそらく・・・・。

 「・・・前田軍?」
 
 きれいな花の家紋だから間違いない。

 「だからなんだ!!」

 「逃げられると思うなよ!!」

 「えと・・覚悟を決めて・・③だぁぁ!!!」

 
 紬は、剣を抜いた。

 目の前にいる1人に斬りかかる。

 といっても、斬るのは可哀想だから柄の部分で思いっきり腹を殴った。

 「ぐ・・・」

 ドサッと1人が倒れる。

 それを見て、他の兵が一気に襲い掛かる。

 1人ではかなわないとでも思ったのだろう。

 「えぇぇ!?何十人もって・・・!!」

 紬は鞘に剣をいれたまま、相手を気絶させていく。

 1人、2人、3人、4人、5人・・・etc・・・

 



 「みねうちだけど・・大丈夫かな?」


 約10人弱。


 急いでその場を離れようと、近くの森に隠れるように走った。

 「そこの君ちょいと___」
 「うひゃぁぁぁぁ!!!!?」

 後ろから声が聞こえたので、慌てて振り返る。

 そこには、迷彩柄の服を着たおじちゃん(?)が立っていた。

 地面にではなく、木の枝の上に。

 「え、あ、え、忍者?あぁっと・・私は、怪しいけど怪しい者じゃございません」

 「おもしろいね〜」

 「いや、だって、怪しいから聞かれてるわけだし、怪しくないって答えたら、ますます怪しいからね。で、忍者さんが何のよう?」

 「忍者さんじゃなくて猿飛佐助、宜しくね。さっきのすごいね〜1人で何十人も倒しちゃって」

 「あ、みねうちですけどね。あたしは南千紬です」

 その忍者、猿飛さんは木の枝に乗ったまま、私に質問を投げかけてきた。

 「で、前田軍でも、武田軍でもないきみがなんでここにいるのかな〜?」

 「え、それは・・ですね・・」

 紬はその理由だけは言えないでいた。

 お腹が減って、ケンカをみてたら、お弁当があって、盗もうと近づいたらバレて、囲まれたなんて。

 「・・言えません!!!」

 「いってもらわなくちゃこまるな〜。てか、何軍の人?忍?」

 「えぇと、兵ではないです。忍でもないです」

 目をきょろきょろと動かして、紬は理由を考える。

 (農民程、身分は低くないし・・偉くもないし・・。)

 猿飛佐助は、すこし真剣に聞いてきた。

 「もしかして、ウチの旦那や親方様の首を狙ってた、とか・・?それか前田の風来坊の首?」

 「旦那や親方様って・・真田幸村と武田信玄?風来坊って・・・前田慶次?」

 「ちょっと一緒に来てもらうよ〜」

 能天気な口調に戻って、がさごそ、と何かを取り出した。

 何かは私のほうに向かって落ちてくる。


 バフッ____



 「・・煙幕!?」
 「よく知ってるね〜。じゃ、親方様のところに来てもらいますか」

 後ろで声がして、あたりが暗くなる。

 意識が途切れた。