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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リボーン 星からの願い事 ( No.44 )
- 日時: 2010/04/01 17:41
- 名前: 蒼井瑞希 ◆AKXdr04juU (ID: 8TaBVFdu)
「ええっと、じゃ、じゃあ…説明とか全然聞かずに色々進んでたから、話してくれるかな」
「……はい」
星羅が、うなずく。その目が揺れていることに、綱吉は気付かなかった。
「さっき、宇宙から来たって言ってたけど…」
「!」
星羅は、肩を揺らした。
「あ、あのツナ様」
「え?」
「えいっ」
星羅が綱吉の額に手を当てると
「……あれぇ…?」
綱吉の目が虚ろになって、閉じられてしまった。
「ご、ごめんなさい…神様との約束、すっかり忘れてました……」
星羅の声は、もちろん彼に聞かれることはなく。
「お起きになるまで少しかかるし…どうしよう」
星羅が首をひねると。
カチャッ。
彼女の頭の横に、黒くて冷たい物が押し当てられた。
「お前、何してんだ?」
幼い声。
「……あなたはさっきの赤ちゃん…!」
そう、そこにいたのは、拳銃を手にしたリボーン。
星羅は慌てて綱吉から飛びのいた。
「何でこいつが倒れてんだ?」
「わ……」
星羅は、そっとリボーンを見た。
「私が…やりました」
「素直な女は好かれるぞ」
リボーンは、にっと笑い、拳銃をしまった。
「しかし、ダメツナもダメツナだ。簡単にやられちまうとはもっと厳しい修行が必要だな」
リボーンは、赤ん坊とは思えぬ仕草でため息をつき、綱吉を足で転がした。
その力に星羅が驚いていると、リボーンは、再び星羅を見た。
「説明しろ。おめぇは一体何なんだ」
(この子になら…話してもいいでしょうか…)
星羅は、口を開いた。
綱吉が確かに眠っていることを確認して。
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