二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 大神 皆の願いよ御許に届け −必然−(リレー) ( No.23 )
日時: 2010/04/06 19:18
名前: 幻 (ID: 9MGH2cfM)

空では太陽がまばゆい光を放ちながら、サンサンと輝いている。
そんな空の下、コウテラスは野原を駆け巡っていた。

コウテラスが走った後には、美しい草花が咲き乱れる。
それらは太陽の光を浴び、そよぐ風を受け、淡い光となり消えゆく。


今、コウテラスが目指しているのは、東にある龍之丘という所。
いつかにイッスンから聞いた、大神アマテラスの冒険絵巻のようだ。
父アマテラスは、筆しらべを取り戻す旅をしながら、
このナカツクニを救ったのだ。
そんなアマテラスは、コウテラスの誇りでもあった。
______確かアマテラスには、心強い相棒がいて、
  その人のおかげで、常闇ノ皇を倒したとか______

コウテラスは足を止め、空を見上げた。
大地を天ねく照らし、静かに見守る太陽は、
父アマテラスのようだった。

 ______いつか、僕にも出来るだろうか
         かけがいのない、相棒が______。

コウテラスが前を向くと、強い追い風が吹いた。
まるで、「早く行け」と言っているかのように。

コウテラスは風に導かれるかのように、野原を走って行った。
美しい草花を咲き乱れさせながら_______________。