二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 大神 皆の願いよ御許に届け −必然−(リレー) ( No.36 )
日時: 2010/04/07 18:26
名前: 夢幻想* ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
参照: http://mablog.netmarble.jp/003a58a611ae4662af2

なってる^^;

「え、え〜と、コウテラス……だっけ?」

イッカンはしばらく呆けていたがしばらくして気を取り戻しコウテラスに聞く。
コウテラスは下を向いてゆれる草を見ていたがイッカンの声に反応して頭を上に上げた。

「お願いだよ、コウテラス!いや、コウの介!一緒に旅してもいいか?
そうかそうか、まぁこの美しいコロポックルの私を見捨てるわけもないよね!」

突然のお願いと奇妙なあだ名に口をあんぐりとあけるコウテラス。
あまり気は進まない。
それでもイッカンは自慢げに話を続けた。

「まだ詳しく話してなかったね改めて言うけど私はイッカン。コロポックルよ。
私のおじいちゃんは貴方のお父さんの天道太子だったの!
まぁ私は絵の道を究める、なんてかったるいことはしないけど!!」

イッカンが苦し紛れの笑いをしながら話す。
コウテラスは天道太子という言葉を聞いて口が閉まる。
この陽気な女の子のおじいさんが自慢のお父さん、アマテラスの天道太子……!!
このイッカンとくめば、お父さんのようにすばらしい神様になれるかもしれない。

「ワンッ!!」

大きく力強くほえた。

「おお、やる気ね!!」

コウテラスは自分の中に秘めたこの熱く果てしない感情を感じた。
この悪渦巻くこの世界を、父アマテラスのようにあまねく照らし、そして誇る父を抜き、後世に慕われるよな神になりたいと。