二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 逃★走★中! 〜ver.並盛町〜 ( No.6 )
日時: 2010/04/01 10:55
名前: 雲雀レン (ID: iSRuTdKo)

(1)


「オイ、ツナ。」

此処は、並中。
オレ達逃走者は、此処に集められ…。

「って、何で逃走者なの!?」

「ツナ、話を聞け!」

「わ…分かったよ、リボ-ン…。」

そして、目の前には、3人…、いや、3体のハンタ-。
檻の中に入っていて、今は出られない状態になっている。

「……で、オレが紙を預かったから、読み上げるぞ。」

何やらリボ-ンが、大事な事を言いそう…。
聞いておこうかな。

「君達の目の前にいる、3体のハンタ-。
 その前には、沢山の色のリボンがあるだろう?
 そのリボンの本数は、16………。」

16…って事は、一人余る…?

「…その16本の中の1本が…。」

「ハンタ-の檻へと繋がっている…か。」

「ツナ、正解だ。」

「流石です!十代目!」

「あ…、いや、別に…。」

自分が引っ張ったリボンが当たりだとしたら、
すぐに捕まってしまう!?

「もうそろそろ始めるぞ。」

「え?もう!?」

「ちげー、始めるのは、クジ引きだ。」

「な…何で?」

「リボンを引く順番を決める為だ。」

そ…そっか…。
とは思いつつも、状況を把握しきれない自分がいる。

「十代目っ!お互い頑張りましょう!!」

「あ…うん。」

「ツナ!絶対生き残ろうな!」

「そうだね。」

獄寺君や、山本は、頭が良かったり、
運動神経が良かったりして、羨ましいよなぁ。

オレには何の取り柄もない…。

あ、僕の番か。
………………………。

…………1番………。

あぁぁぁぁぁ……!!
最悪だぁぁぁぁ…。

「何でオレは何時もこんなんなんだよ!」