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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】…その鷺は夜飛ぶ…キャラ募集中 ( No.37 )
- 日時: 2010/04/18 16:40
- 名前: 真鶴 (ID: A9wxTbZM)
第弐章、三日月の夜 鷺と雅焔と栞
「…また、私はこんな所にいたのか…。」
立ち上がり、のびる。
ここは、何か—一軒屋—の屋根の上にいた。
それの真正面には真選組屯所。
「…早く、誰かを…。」
そうしないと、この疼きが治らない。いや、楽しんでいるのだ。心から。
…なんだ?あの人影共は…。
丁度いい…刺そう。
「血色に染まれ。」
そう言い、その人影に近付いて、刀を振りかざした。
「終わった…。つまらん…。」
刀に付いた血も拭かずに、鞘に収める。
そして、歩き出す。そんな私に話しかける二つの影。
「あんたさん。何してんの?」
「何か、手伝う事ある?」
「雅焔と…貴様はなんだ?」
「あたしかぁ…。あたし公恵 栞。」
「…。貴様は斬らないでおこう。」
なんだか、こんな腐ってもいないヤツを斬るのは勿体無い気がした。
「んじゃ、酒でも飲む?」
「…貰おう。雅焔…お前もどうだ?」
「ううん。いい。すぐ出すから。」
「そうか…。」
なんだか、残念だった。無性に。
第弐章前半 終了
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