二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】…その鷺は夜飛ぶ…キャラ募集中 ( No.41 )
日時: 2010/04/18 16:40
名前: 真鶴 (ID: A9wxTbZM)


第弐章、三日月の夜 白夜叉と血色の月姫

「栞。」
「何?」
「酒とは、いいものだな。」
「でしょ?」
眠ってしまった雅焔の頭を撫でながら笑う栞。
「また、私を見かけたら、声をかけてくれるか。」
「いいわよ。お酒があったらね。」
「今度は月見でもするか。」
「じゃね。」
「ああ。」
そう言って私は屋根から屋根へと飛び移る。
途中、立ち止まって、辺りを見回す。下にいたもの。それは、ふてぶてしい目の死んだ男であった。
「あれは…。白夜叉。お手合わせ願おう。」
その男はまだ気付かない。自分が抜刀し、屋根から飛んでも。
私が男に接近した時、ガキン、と音がした。男は木刀を持って、刀と交差していた。
「んだよねーちゃん、あぶねーな。オイ。」
「呆れたものだな…。かつての英雄が、こんなになっていたとは。」
「こんなってなんだ。こんなって。ていうかさっきまで酒飲んでたろ、お前?あと血生臭ェよ。」
「栞と飲んでいた。あと、二人ほど斬った。…!」
私は男の後ろを見て驚いた。
(もう朝か…。)
「ちッ…しょうがない。次あったら、刀を持って来い。」
刀をおろし、少しよろめきながらとび、走り去った。
その男は後ろを向いて、疑問符を浮かべていた。

第弐章後半 終了