二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】7人目の守護者  ( No.26 )
日時: 2010/04/10 17:04
名前: 雲丹 ◆HCrIwjIY4M (ID: .0wZXXt6)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

標的5 「忍び寄る影」

話が終るとシーンと部屋は静まってしまい誰も話さなかった……

ぎゅるるる___よく聞くとリボーンの腹の音だった

「まずは腹ごしらえだな。雪江も食べてけ」
「話の流れからおかしいだろ!」

ツナの突っ込みも虚しくスルーされ
リボーンは私にそう言うとさっさと1階に下りてしまった

「まぁとりあえず食べてく?」
ツナの言葉に私は驚いた

「いいの…?」
「いいよ。せっかく来たんだし」
ツナは笑顔で私にそう言ってくれる

嬉しかった…誰かと一緒に食べる夕飯は久し振りだったから…
両親がいなくなってからずっと一人ぼっちだった…
私は泣きそうになったのを堪えながらツナと階段を下りた

「さぁどんどん食べてね。雪江ちゃん」
ツナのお母さんのナナさん

「ママン私お代わり」
ビアンキ

「僕もー!」
フゥ太

「ランボさんたくさん食べるもんね!」
ランボ

「ランボ!ご飯粒こぼしすぎ」
イーピン

「ママン今日も美味しいぞ」
リボーン

「あはは…」
そしてツナ

その輪の中にいる私…
今日はとっても楽しくこの世界に送ってくれた神に少しだけ感謝した

*************

しかしワイワイと賑やかに夕飯を食べていた沢田家からそう遠くない距離から
8人の男女がジッとツナ達の様子を見ていた

「ボス…雪の守護者が見つかったそうです…」
黒髪の少女がそう隣にいる金髪の少年に言うと

「まぁいい…雪の守護者は俺達の物にしてみせる…」

ボスと呼ばれた少年は不敵な笑みを浮かべ
右手にはボンゴレリングとよく似た指輪がはめられていた

「このベルーノファミリーがな…」

雲に隠れていた月が出てくると共に

そこにいた8人の男女は跡形もなく消え去っていた……