二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【REBORN】7人目の守護者 コメ下さい! ( No.37 )
日時: 2010/04/16 18:09
名前: 雲丹 ◆HCrIwjIY4M (ID: KoErH5Nm)

標的6 「賑やかな朝」

チュンチュン___

朝の小鳥のさえずりと共に私は目を覚ました

「う…ううん…はっ!」

ガバッ___

私は勢いよく飛び起きた

辺りをキョロキョロ見渡したがやはり昨日と変わらぬ部屋だった

なぜ私がここで寝ているかと言うと…

***************

夕飯を食べ終わった後奈々さんが私の隣に座り

「雪江ちゃん…家に住まない?」
奈々さんはニッコリ私に笑いかけながら言った

「え…?」
私はいきなりの事で返答に困ってしまった

「雪江ちゃん、ご両親がいなくて大変なんでしょう?」
「はい…」

おそらくリボーンが誤魔化しれたのだろう
でも両親が居ないのは本当の事だった

「だから…遠慮しなくていいのよ。ここを自分の家だと思ってもらっても…」
そう言って奈々さんはギュッと私抱きしめた

「はい……」
涙が溢れてきた…久し振りに感じた母の温もり…

そして私は沢田家のお世話になることになった


***************

昨日の事を思い出し私はカーテンに手をかけ勢いよくめくった

今日は目を瞑りたくなるような眩しい朝日だった

「今日はいい天気だなぁ〜」

コンコン___

誰かが部屋の扉を叩く音がした

「はい。いいですよ」
返事をすると扉の側にいたのはビアンキだった

「ビアンキ、どうしたの?」
「はい。これ並中の制服よ」
ビアンキはハンガーにかかった制服を渡してくれた

「ありがとう」
私がそう言うとビアンキは少し微笑んで
「じゃあ下で待ってるわね」

ビアンキが部屋から出て行った後
「よし!頑張るぞ!」
部屋の中で私の声だけが響いていた

下の階に下りるとツナ達が朝ご飯の準備をしていた
「おはようございます」

私がそう声をかけると皆が一斉に振り向き口々に朝の挨拶を交わした

「まぁ…早速着替えたのね!似合ってるわよ」
奈々さんが私が着ている制服を見て嬉しそうに言った

「ありがとうございます。ツナ、どうかな?」
「へっ?ああ…似合ってると思うよ」
ツナはボーっとしていたらしく返答が少し遅れたらしいが
ちょっとツナが顔を赤らめながら言っていたが私は特に気にすることもなく

「ママン。ベーコンが焦げてるわよ」
ビアンキが慌ててそう言うと
「あら!?ごめんなさい」
焦がしているのに奈々さんは嬉しそうだった

今日の朝はとても賑やかだった


「じゃあ母さん行って来るね」
「二人ともいってらしゃい」
「奈々さん行って来ます」

今日から並中に通うことになった
緊張していたけど私はこれからの中学校生活にワクワクしていた