二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: Magical☆Story【イナズマイレブン】 ( No.11 )
日時: 2010/04/27 17:29
名前: フィリア ◆snOmi.Vpfo (ID: X6hSb0nX)

Story2


・・・めさま

ん?誰か呼んでる?


《姫様!》

『わっ!びっくりした・・・ユーリか・・・・・・』

《びっくりした、じゃないですよ!ここにいらしたんですね!》


この子はユーリ。

私の10歳の誕生日の時から、

私の分身のようなのもとしてココにいる。


《まったく、姫様は本を読み始めると、周りの音が聞こえなくなってしまうんですから・・・。お母様がお探しですよ》

『イヤ。行きたくない』


どうせ、パーティーの事とか、フィアンセの事とか・・・・・・。


《本ばかり読んで・・・ダンスのレッスンだってサボって・・・・・・まったく》


ダンスってつまんない。

歌を歌うのは好きだけど。


《ほら!行きますよ!》


私は無理矢理、連れ出された。

あぁ!せめて、しおりを!


しおりをはさましてもらい、トボトボと廊下を歩いた。

初めて、城が広くて良かったと思ってる。


《お母様も心配しているんですよ。姫様は他人との接触が少ないから、ちゃんと結婚出来るかどうか・・・・・・》

『だって私、外に出ちゃダメなんでしょ?それに、城に来るのは大人だけだし』

《そ、そうですけどぉ!》


私は魔力がかなり強いらしい。

お父様よりも。

だから悪用しようと、企む悪人に狙われる可能性があるとかで、1人で外に出ない。

むしろ、外に出ない。

外に用がある時は侍女に頼むし、魔法でだいたいなんとかする。


《私だって心配なんですよ!》

『ありがとう、ユーリ。でも・・・やっぱりさ、結婚とかって決められてする物じゃないと思う』

《え?》

『自分が〝この人とずっと一緒にいたい〟って思う人とする物だと思うの!』

《姫様・・・。姫様って意外にロマンチストなんですね》

『ユーリ?((黒』

《あわわ、ごめんなさい!》


そんな会話をしていると、前から人影が。


?「こんにちは、姫君。そして、ユーリさん」


私の嫌いなあの人・・・レイチ大臣だ。