二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ジャンル色々短編〜リクエスト可!最近は戦国BASARA〜 ( No.111 )
日時: 2010/05/22 09:43
名前: るりぃ (ID: qyuIaVem)
参照: http://アフォ小説家?

『ずっと 傍に』下

本当の気持ち。俺の幸せ。
そんなの決まってる。
愛姫が好きだ。愛してる。
だから傍にいて欲しい。
愛姫と一緒にいられることは、俺にとて一番の『幸せ』だ。
けど、俺は双竜会筆頭で、愛姫はカタギの女。
・・・・・あぁでも、身体の奥から込み上げてくるこの熱い想い!
もう、止められそうにねぇ!
「俺は・・・俺はアンタを愛してる。この5年間、忘れたことなんてなかった・・・ッ!!」
衝動的に愛姫を抱き締めてた。
死ぬほど惚れてる女が目の前で俺を好きだと言ってくれて、冷静でいられる奴がいるか!?
立場なんてもうどうでもいい!
そんなの後から俺がどうにでもしてやる!!
俺と愛姫は愛し合ってる。
長く離れていた時間も乗り越えた。
だったらもう別れる意味なんてねぇ!
「愛姫、こうなったからには覚悟を決めろ。」
俺がそう言うと愛姫は驚いたような表情をした。
「え?」
「一生俺の女になる覚悟だ。」
俺がそう言うと愛姫は
「そんなの、とっくに覚悟してるよ・・・。じゃなきゃ5年も待てっこないもん。」
というとにこりと微笑んだ。
「そうか・・・それもそうだな。・・・そういえばお前、随分いい女になったじゃねーか。」
俺が愛姫を誉めると愛姫は嬉しそうに言った。
「当たり前じゃん。5年間、ただ待ってただけじゃないんだからね?政宗に相応しくなるために色々頑張ったんだよ?」
「So crazy・・・バカだな、自分からこんな世界に入ってくるなんて。もう後戻りは出来ねぇぜ?」
「望むところ。その代わり、ずっと政宗の傍にいたい。もう私を置いてどっかに行っちゃったりしないで、お願い・・・・」
腕の中で震え出す小さな身体をさらに強く抱いた。
「・・・愛姫、悪かった。俺はもう二度とお前を離さない。約束する。だからアンタは安心して俺だけを見てろ。」
「うん。ありがとう、政宗・・・」
信じることが出来ない時期もあった。
けど、あの頃とはもう違う。
離れて過ごした5年の月日が俺達の絆を強く確かなものにした。
「遠回りも悪くねぇな。」
思わずそう呟いたあと、俺は愛姫の顔をそっと持ち上げた。
「フッ・・・何泣いてんだ?」
「もう!意地悪なとこは変わってないんだか・・・・・ン・・・」
俺と愛姫の唇が静かに重なる。
5年ぶりのKISS。
ひどく甘いこの感じ・・・・
間違いねぇ、俺は今、愛姫とKISSしてる。
俺達はまたやり直せるんだ・・・
このKISSに俺は誓う。
もう二度とアンタを泣かせはしない。

「Megohime, you are like a beacon in the dark always showing me the way. Nothing make me happier than being close to you. I will spend the rest of my life trying to make you feel the same way. Megohime, I love you so much・・・・」

(愛姫、アンタは暗闇の中でいつも進むべき道を照らしてくれる俺の道しるべだ。アンタが傍にいること以上の幸福は俺にはねぇ。これから先、アンタも同じように感じていてくれるよう俺は生きてく。愛姫、本当にアンタを愛してる・・・)