二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ごっきゅんと☆5話の恋物語【復・活】 ( No.16 )
- 日時: 2010/04/16 18:47
- 名前: 璃亜 (ID: dYnSNeny)
—04
+゜* 数日後 +゜*
いよいよテスト当日だ…っ!!
あたし、阿澄沙樹はこの日に…
というかこのテストの為に…??
全身全霊尽くしますっ!!!!!((意味解んねえよ
—テスト終了後—
チーン。
ち…力使い果たしたよ…死ぬ…かも←
テストが終わった瞬間、一気に脱力して机に突っ伏すあたし。
今回は今までのどのテストよりも頑張った気がする。
こんなの初めてだ。
沙「ま、でも出来は良かった方だし、いいよねー♪」
その日は、テストが終わったせいか
上機嫌で放課後直前まで過ごした。
“直前” までは…
—キーンコーン…—
放課後。
あたしは、今日もいつも通り教室に残っていた。
獄寺君と勉強会をするために…でも
ツ「あれ?阿澄。まだ残ってるの?」
日直のツナが獄寺君と山本と一緒に仕事をしていた。
あれ??だって今日は…
山「そう言えば今日テスト終わったけど、阿澄は大丈夫だったか??」
あ…そっか……
山本の言葉で、やっと気付いたあたし。
そう、“テスト”は終わった…つまり、
獄寺君との勉強会も終わったってわけで———
山「阿澄?」
心配そうに顔を覗き込む山本。
それでハッと我に返る。
沙「うん!結構自信はあるかもーアハハ!!
ボーッてしてて教室出るの忘れてた!!ありがとね!!!」
そう言って、荷物を持ち教室を出ようとする。
————————馬鹿みたい。
たった数日で1人で浮かれて、1人で楽しくなってて…
いつまでもこんな時が続くわけがないのに。
ホント…馬鹿だなあたしは……
一筋の冷たい水が頬を走る。
涙が零れた———
や…どうしようッ
その時
グイッ
沙「!!???」
目の前が真っ暗になった。
瞼は温かいもの…大きなものが覆った。
誰かの手———
獄「何かコイツ目が痛ぇらしいので、
10代目達はお先に帰っていてください」
声で分かる…ああ……そうか
獄寺君だ。
ツ「ぇ??本当に大丈夫なの獄寺君;」
すると、山本が気を使ったのか素直に受け止めたのは分からないけど
山「獄寺がそう言ってるんだから任せようぜツナ!!」
と言って、ツナを連れて教室を出て行った。
山本…ありがとう。
ツナ達が出ていくと獄寺君は言った。
「大丈夫か…??」
ぶっきらぼうな彼の声に、不思議と安心感がわいてくる…
でも、こんな事になってしまったのは初めてで、
あたしは、どうしたらいいかオロオロしてた。
獄「…つーか、何で泣いてんだよお前……」
隣でそう言う獄寺君。
何だか、ホントどうしたらいいか分かんなくて
あたしは頭の中で必死に考えた、どう言ったらいいのか。
でも、そんな行動は無駄になった。
だって、知らない間に勝手に言葉が口から出てしまったから
沙「ごめんなさい…っ……あたし、まだ獄寺君と勉強会できるかと思って浮かれてたの………!!」
あたしは、自分で何を言ったのか全然分からなかった。
でも、この後。自分の失言に気付くこととなる。
獄「…何で浮かれてたんだ??お前ずっと嫌そうだったのによ。」
何だかよく分からない、という様な顔つきでイタイ所を突く獄寺君。
∑はっ!!ヤバい…言わなくていいことまで言ってしまったぁぁぁ
これじゃあスキって言ってるようなもん………///
嘘や誤魔化しが苦手なあたしは、何と言ったらいいか迷っていた。
どうしよう、どうしよう!!
なんて言ったらいいのか…ええい!!ここは開き直って!!!
沙「そりゃ獄寺君のことが好きだからだよっ!!/////」
獄「!!っ」
うぅ…こんな風に初恋が終わってしまうなんて…
グッバイあたしの初k
獄「先に言うんじゃねーよ…」
えっ!?
何!?何か一瞬幻聴が聞こえた気が…??
あたしの1人言を遮って聞こえた獄寺君の言葉に動揺する。
ぇ??本当はなんて言ったんだろう…
沙「ワンモアプリーズ??」
獄「てめぇ…なめてんのか……」
うわっ!!でました獄寺君の怖技!!!←
獄「お前のことが好きって言ったんだよ…っ///」
顔を死ぬ程真っ赤にして、言う獄寺君。
案外疑り深いあたしは、もう一度確認する。
沙「それは…友達として??それともそ…っそれ以上として…??///」
獄「…ハァ、うぜぇな。二回目言った方だっつーの」
沙「!!」
それは…本当にいいのかな??
恋愛対象の言葉だと思って。
勘違いじゃない??
自惚れてない??
すべては獄寺君の心の中。
でも、彼はその中の1つをあたしに教えてくれた。
顔を真っ赤にして曝け出してくれた
たぶんだけど“本当の気持ち”。
教えてくれてありがとう…
勉強会は終わってしまったけど。
恋は今
始まった。