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第五話「宇宙最強のチカラ」
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試合当日。
円堂達は、フットボールフロンティア会場に来ていた。

「ここだよな。」
「あぁ・・・そのはずだが。」

円堂が首をひねり、あたりを見回す。

「っかしいなぁ・・・。」

そのとき。

ズガガガガッッッ

大きな音がして、円堂の目の前にサッカーボールがめりこんだ。

「遅かったわね。」

目の前には、藍色の髪をお団子にした少女が立っていた。
紺色の瞳をすぅっと細め、こちらを見やる。

「あたし、ラドラ。こっちだよ。」

そう言うと、すたすた歩き出す。
後ろを振り返り、きゅっと眉を寄せた。

「ほら早く。キャプテン、なつかしい人に会えるって言ってるから。」
「なつかしい人・・・？」

つぶやき、マックスが歩き出す。その後を半田が追う。

「っ・・・！！」

風丸の肩が小さく震えているのには、気付かずに。