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第六話「なつかしい人・・・。」
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「みなさん、はじめまして。スノールと申します。」

ラドラが連れて行った先には、控え室のような部屋があった。

「どうぞ、試合の準備をしてください。」
「用意が終わったらフィールドで会おうね。」

スノールが冷たい笑みを浮かべ、ラドラは興味なさそうに立ち去る。

「なぁ、さっきの『なつかしい人』ってだれだ？」

円堂が思い出したように問いかける。
それに反応したのは、凛乃だった。

「どうやら・・・話す時が来たようだ。」

そう言って話し始めた凛乃と風丸の過去は。
想像を絶するほどの・・・

　　　　　　　　　　　　哀しい物語だった。