二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】紅月夜の晩には蝶が舞う—。 ( No.103 )
日時: 2010/04/11 15:49
名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)

「・・・んぁ?」

沖田が目を覚まして最初に見たのは不機嫌そうな顔の友里亜だった。

「どうしやした友里亜」

「どうしたもこうしたもさ・・・。」

今の状態は沖田と友里亜が同じ布団をかけている。沖田が友里亜を抱くような感じで。

「・・・まさか俺酔った勢いで・・・」

「してないしてない」

「何でィ。」

「お前は酔った勢いで過ちを犯してしまうのか」

「そんな覚えはありやせんがねィ。」

「そうかい。いい加減離せ。」

いつまで経っても話さない沖田に言うがなかなか離さない。

「好きな女が同じ布団被ってて拘束されてるんですぜィ。今くらいしか触るチャンスはありやせんぜ。」

「拘束してるのはお前だろ!!てか触るって何なんだ触るって。」

「そんなに触って欲しいんですかィ?」

「誰がそんなこと言った。」

「例えば此処とか・・・」

「おい。何触ってやがる。」

何やかんやでこの会話に区切りがついて自力で沖田から脱出成功した友里亜。

「あー・・・。体中なんか痛ぇ・・・。」

「なんで一緒に眠ってたんですかィ?」

「お前が離れないからだろ。動けないから翼に布団かけてもらって・・・。」

「何でィ。友里亜が俺と寝たいんかと思いやしたぜ。」

「何で俺が・・・。」

部屋の襖を開けた。

がら&がつ

・・・がつ?

開けた音以外の変な音が聞こえて横を見た友里亜と沖田。

そこには襖に耳を当てていた近藤と翼と桜と雅焔がいた。

「・・・あんたら何やってんの・・・。」

友里亜と沖田の冷ややかなつっこみと視線が4人に突き刺さった。

「あー・・・ちょ、ちょっと襖の具合を調べてたんだ!!」

近藤の痛々しい言い訳にも

「近藤さんは音で襖の調子がわかるんですかィ。そいつはすげえや。」

と沖田の冷たい一言。

「じゃ、じゃあ・・・ちょっと最近変な音がするの!!この部屋から!!だからちょっと・・・聞いてた・・・。」

桜も痛々しい言い訳をするものの

「最初にじゃあとか言ってるし・・・。それに俺らがいるからそんなのいたら潰すぜ・・・?」

友里亜の冷たい一言と痛い物を見る目で近藤と桜の心が折れた。何故か翼と雅焔は見逃してもらえたという・・・。

「・・・てかこの部屋防音だから意味なくね?」

「あ。たしかに。」

恥ずかしい人達に軽く説教をして集会に望んだ。

「てか俺が沖田にヤられるわけないじゃん。」

「ちょ、友里亜声大きい・・・。」

普通の声で言ったため他の隊士にも聞こえてしまい隊士は赤くなったり土方に怒られたり沖田がニヤニヤしてたりで朝っぱらから大変だった。