二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】紅月夜の晩には蝶が舞う—。 ( No.152 )
日時: 2010/04/18 15:19
名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)


風呂に入っていたら雷の音が聞こえた。

「近くなってきてるな・・・。」

雷自体は怖くはないがその二次災害は御免だと考えている。

「友里亜大丈夫ですかィ?」

「あぁ・・・大丈夫。」

早めにすませて風呂から出た。



「にしても雷やばいな・・・。絶対どっかしら落ちてるだろ・・・。」

と、一度ものすごい音で雷が鳴った。

「うわ。」

一瞬間が空いてから電気が消えた。

「・・・停電・・・。」

「ですねィ。」

友里亜はため息をついてからベッドに座った。

「あ。ケータイで調べられるかもしんねぇ。」

ケータイを取り出し、インターネットにつなげた。

「お。できたできた。」

「よかったですねィ。」

沖田が振り向いて友里亜の方を向いた。

そこには風呂上がりで髪も濡れたケータイの青白い光に照らされた友里亜がいた。

「・・・。」

なんだか沖田にはそれがとても綺麗だと思えた。

「・・・明日の朝も天気予報では雷雨・・・。」

嫌そうにケータイを打つ。

静かな部屋の中で雷の音と友里亜の打つケータイの音だけが聞こえた。

ケータイを閉じ、大きく伸びて

「これじゃ部屋ん中も下手に身動きとれないな・・・。構造もよくわかってねぇし。」

「あれ?これ・・・ベッドですかィ。光がないと全然見えやせんねィ・・・。」

「沖田・・・お前どこにいんの?」

「あれ?これ・・・友里亜ですかィ?」

「どれだよ?・・・あ。コレ沖田?」

「友里亜・・・始めて俺に友里亜から抱きつきましたねィ・・・。」

「いや文だからわかんないだろうって魂胆?抱きついてねぇだろ。」

「とりあえず座りたいんだけどよォ・・・。ちょっと誘導して下せェ。」

ずっと立ってたせいで疲れたのか。

「ここ。」

「どこですかィ。」

「これ俺の手。まず手探せ。」

「これですかィ。」

「おい。わざとだろ?」

「違いまさァ。わざと触るわけないでさァ。」

「自覚あんじゃねぇかどこ触ってんのか!」

「あ。これ手ですねィ。」

「話そらしてんじゃねぇよ。・・・てうわ!?」

「うお!!」

沖田が一歩踏み出したら床に落ちていた何かを踏んで転んだ。