二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】紅月夜の晩には蝶が舞う—。 ( No.81 )
日時: 2010/04/10 20:41
名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)


朝。

「うわぁぁぁぁぁ!?」

土方の大声で目が覚めた4人。

「うるさいんだけど土方コノヤロー。」

「寝てる時くらい黙ってろィ土方コノヤロー。」

「あぁ!?原因はテメーらだろうが!!!」

土方が大声を出した原因は5人が自分の周りで寝ていたこと。そして女3人の服がはだけていたこと。

「うぁぁあああ!!ちょ、何見てんですかぁぁ!!」

「土方!!何見てんのよ!!私ならまだしも、翼ちゃんと雅焔ちゃんまで!!」

「友里亜の見やがって・・・死ね土方。」

「眞木ははだけてねぇだろうがぁぁ!!」

沖田がバッと振り向いた先には壁に寄りかかってあぐらをかいて眠る友里亜がいた。

みんなが見つめていたせいか友里亜が目を覚ました。

「・・・んぁ?」

眠そうに目をこする友里亜。その仕草がやけに子供っぽく、沖田がさりげなく近づいていた。

「起きて早々悪ィんけどちょっと来てくんねぇかィ?・・・俺の部屋。」

「「「何言ってんのぉぉぉぉぉ!?」」」

翼と桜と雅焔が一斉に沖田の頭をはたいた。

「冗談でさァ。半分。」

「半分本気だったのかよ・・・。」

土方の冷静なつっこみが入ったりしてぎゃーぎゃー言ってて冷静になってきたのか、

「・・・うるせぇな・・・。」

不機嫌そうな友里亜の低い声が響いた。

「・・・。」

みんな黙った。

「で?なんかテストあるって近藤さんに聞いたんだけど?」

「あぁ・・・。後でな。」

布団を片づけながらみんなで話す。

その時、翼に友里亜の首もとの蝶の入れ墨が見えた。廊下を歩いてるときに翼は小さい声で聞いた。

「友里亜、首の入れ墨どうしたの?綺麗だね^^」

「・・・!?」

目を見開いて首に手を当てた友里亜。驚愕の表情で翼を見つめた。

「どうしたのー?」

桜がそんな友里亜に気付かず言った。

「・・・何でもない・・・。」

ふいと顔を反らして翼に向けて一言。

「・・・これは・・・秘密な・・・?」