PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】背中を預けて—— ( No.13 )
- 日時: 2010/04/10 18:23
- 名前: 空兎 ◆vekTJYlJig (ID: TAPuOKlQ)
「茜さん……これは獣の血が騒ぎますね。」
そう言って俺の隣に並んだのは、勅使河原の双子の兄、日向だった。
「おい日向。自分で『獣』って言うなんて、かっこ悪いぞ。無表情女より弱いくせに。」
俺の弟の紅が、ビシッと指摘する。
「なっ……う、うるさい! 誕生日は俺たちの方が三日早いんだぞ。口をつつしめ。ほれ、美夜もなんか言ってやれ。」
妹の美夜はいつも無表情で、何を考えているのか長年一緒に旅をしている俺でもわからない。物静かで、ガキっぽい紅と同い年とは思えないような、雰囲気と外見をしている。
「……紅に同感」
美夜の意外な一言に、みんな驚いた。日向なんて、魂が抜けかけている。
「おいおい。戦う前から魂抜けてどうすんだよ。」
俺は日向の腕をつかんで、立たせた。
PR