二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】メイドさん奮闘記 ( No.179 )
日時: 2010/04/23 21:03
名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)


———番外編中編———


なんやかんやで遊園地についた一行。

「なぁジェットコースター乗ろうぜ!!」

「コーヒーカップー!!」

「いやお化け屋敷でさァ。」

「どうでもいいからとりあえず入ろうや」

そんな感じで入場。

「まずはお化け屋敷♪」

「エ゛・・・お化け屋敷?」

「瑞生怖いの?」

「お、お化け??怖い訳無いだろ??俺が??は、ははは」

怖がってても意地を張る瑞生を愛おしそうに虐める神威。

「まぁ俺は華麟と一緒ならどうでもいいけどなァ・・・。」

「な、何言ってんの!?なんでウチが・・・!!」

華麟も顔を紅くしながらごまかす。

こんな青春してんなコノヤローみたいな空気にも区切りがつきお化け屋敷へ。

順番は彩音→葵→莉緒→翼→華麟→友里亜→瑞生。

一番目彩音&土方ペア

「よーしじゃ土方行こうか♪」

「おう・・・。」

お化け屋敷でも明るい彩音。気のせいか頬には大量の冷や汗。

「・・・こええのか」

「なんのことー?」

笑ってごまかす。

そこへお化けのか機械かまぁ空気を読んでお化けの息みたいなものが彩音の首筋に吹きかけられた。

「きゃああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」

大きな悲鳴と共に土方に抱きつく彩音。

「お、おい彩音!?」

それに紅くなる土方。しかし恐ろしさ故にか必死に腕をつかんでるため気付いていない。

「こ・・・怖いぃぃ・・・。」

涙目の彩音にちょっと心を動かされながらも二人は出口にたどり着いた。

二番目葵&銀時ペア

「お化け屋敷自体は嫌じゃないけどさ・・・。」

呆れたため息と共に銀時に向かって哀れみを込めた視線を向ける。

「嫌じゃないんだけど何?え、葵聞きたくないけど何!?」

やれやれと首を振りながら歩く葵についていく銀時。これでいいのか・・・。

「まぁ葵。怖かったら銀さんが守ってやるからな。安心してこの胸にとびこんでぐふぉわ」

言い終わらないうちに葵必殺回し蹴りが炸裂した。

・・・で結局此処では銀時が怖がってるばかりで守るどころではなかった。

三番目莉緒&桂ペア。

「・・・友里亜ちゃんとが良かった・・・。」

不満そうに呟いた莉緒。

「俺がいるからいいじゃないか」

「・・・は?意味不なんだけど。お前が俺だけの友里亜ちゃんの変わりになるとでも?・・・ざけんじゃねぇぞ・・・。」

冷たい視線。てかさり気なく「俺だけの」ってなに?

「・・・ふっ・・・まぁ良い・・・。いつか俺のみりょk」

「早く行こうぜ」

「あぁ・・・。」

桂のアピールにも動じず淡々と切り返す莉緒。このペアもこんな感じで終わってしまった。桂のささやかすぎて気付かれないアピールを除けば。

四番目翼&山崎ペア

「わ〜・・・結構暗いね・・・。」

最初から可愛くおどおどした翼にときめく山崎。

「大丈夫だよ翼ちゃん。俺が守るって!!」

そう格好良く決めたかったところだが丁度良く山崎の足元がクッションになっており山崎が転んだ。

「・・・あっははっはははっ・・・山崎さん大丈夫?」

「翼ちゃん・・・転んでるのに大爆笑って・・・何気にひどい・・・。」

「ごめん退さん・・・ぷっ」

謝りながらも笑ってしまう翼に苦笑しながらも立ち上がってその後も二人の悲鳴も聞こえつつ笑い声も聞こえたという唯一のまっとうなペアだった。

五番目華麟&高杉ペア

「う・・・暗い・・・。」

V系なビジュアルとは裏腹に至って和やかな性格の華麟。

「大丈夫だァ・・・。俺がいんだからよォ・・・。」

「いや・・・逆にあんたも怖いよ・・・。」

暗闇で目を怪しく光らせる高杉に華麟は冷や汗を覚えた。

「じゃ行くか・・・。」

華麟の腰に手をあてて歩き出した。出口までの道のりは恐ろしいほど長かったとその後華麟は話す。出口に着くまで何度か華麟のお化けに対するか高杉に対するかわからない悲鳴が聞こえた。

六番目友里亜&沖田ペア

「友里亜怖いなら俺にまかせてくだせェ。怖くなくなる行為をしてやりまさァ。」

「お前の方がある意味恐ろしいのは気のせいだと思っておこう。」

微妙に後ずさりする友里亜の肩を抱く沖田。

「怒んないんですかィ?」

嬉しそうに言う沖田に呆れるように

「減るもんじゃねーし」

とぶっきらぼうに答える友里亜だった。

唯一悲鳴の聞こえないペアだったがたまーに殴られたような音や罵倒の言葉が響いたのは言うまでもない。

七番目瑞生&神威ペア

「う・・・うぅぅ・・・」

一番嫌がっていたのはきっとこの人。

「怖いのー瑞生♪」

「ちっ・・・違う!!・・・ひゃああああ!!」

そこらへんの物音にもびっくりする瑞生。

「可愛いねー瑞生は♪」

思わず抱きつく神威に恐ろしさと照れという変な気持ちがミックスされて何かよくわかんない状態になってしまった瑞生をお姫様だっこにして神威が出てきたときには神威は満足げで瑞生は怖くて声も出ない様子だったという・・・。