二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】メイドさん奮闘記 ( No.82 )
- 日時: 2010/04/17 15:50
- 名前: Ive (ID: Rl.Tjeyz)
「どんだけ広いのこの屋敷!?掃除とか何か取りに行くときとか掃除とか掃除とか掃除とかどうすんの!?まぁやんないけどさ!!」
葵が叫んで
「いややれよ。」
と冷静な土方のつっこみが入った。
「まぁそんくらいなら一回回れば位置は覚えられるな・・・。それだけマシだ。」
友里亜も気だるそうに呟いて翼達が面白い顔になっていた。
「何?変顔大会?」
「いや違うけどさ・・・何?今日中に覚えられるの?」
「俺のかわりに覚えてー友里亜ー!!もうやだこんな屋敷ぃぃぃ!!」
冷や汗混じりに聞く翼といきなり嘆く瑞生。
「諦めるの?」
そんな瑞生に神威が挑戦的な笑みを浮かべて言った。
「・・・は!?」
「へぇ・・・瑞生は逃げるのかぁ・・・残念だなぁ♪所詮瑞生も負け犬か・・・♪」
挑発的なセリフに瑞生が叫んだ。
「俺が逃げるわけないだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「そうこなくっちゃ♪」
挑発にのってしまった瑞生と乗せて喜ぶ神威。
「良いコンビ・・・。」
と翼が呟いた。
「まぁ俺達も押さえ役として頑張ろうよ翼ちゃん。」
「・・・そうだね退さん・・・。」
「ちょい。アタシ本当にこいつなの?いっっっっっっっっっっっちばんウザそうな?」
「ちょっと葵ー!?何ひどいこと超強調して言ってんのぉー!?」
「だー!!それ!!それがウザさの原因なのー!!」
「しょうがないじゃんそういう性格なのー!!」
「ウザイウザイウザイウザイ!!」
「もう虐められてる人の気持ちわかってきた!!わかってきちゃったよ!!てかわかりたくなかったよ!!」
泣きべそをかく銀時に容赦なく毒舌をお見舞いする葵。
「あいつらもこりねーなァ。」
「本当だねー。ま、私達は大丈夫だよね?」
「・・・お前の仕事ぶりに寄るけどな。」
「大丈夫だよ!!・・・多分!!」
「信用できねぇ・・・。」
「何でー!?」
「お前のそういう性格見りゃ誰でもそう思うわ!!」
「お前らもな♪」
ぎゃーぎゃー言い始めた土方と彩音に神威も冷静につっこむ。
「てか何?このカオスパーティーは。マシなのは友里亜ちゃんだけじゃないか・・・。」
そう言って友里亜に近寄る莉緒。
「お前には触らせやせんぜィ。友里亜に触って良いのは俺だけでィ。」
「・・・あぁ?なんでテメーにそんなこと言われなきゃなの?俺とお前だったら友里亜ちゃんは当然俺を選ぶだろうけどな。」
「そんなことありやせんぜ。友里亜に聞いてみやしょう。」
「友里亜ちゃん。俺とこいつどっちが好きですか?」
「どっちも好きではない。」
荷物から文庫本とケータイを手にして素っ気なく答えた。
「じゃどっちが嫌いですかィ?」
「察せ。」
「まぁわかりきってましたけど・・・。沖田ですよね?」
「いやお前でィ。」
「何を根拠に?」
「お前こそ。何でそんなに友里亜に好かれてる自信があるんですかィ?」
「俺が友里亜ちゃんが好きだからだ。」
「おい。何でお前の中では絶対的な相思相愛理論が完成しちゃってるわけ?それじゃ世に言う片思いなんて無いんじゃねぇの?」
的確につっこむ友里亜だが・・・おい。お前が発端だぞ。
「てかヅラが放置されてるぜ?」
「あ、放置プレイ。」
「ヅラじゃない桂だぁぁぁぁぁ!!」
桂に気付いた瑞生が呟いて葵が笑った。
「どっちでも良いよと思うのはボクだけ?」
「お前まで放置か翼・・・。」
「ククク・・・そろそろ行こうぜェ?もう回りきるには時間がねェしよォ・・・。」
「あーそうだなー。」
「じゃ行くか。」