二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re:第20話 キャーキャー煩い女の子は嫌い ( No.144 )
- 日時: 2010/08/14 10:43
- 名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: EfKicuSN)
- 参照: http://id34.fm-p.jp/161/id2772/
何!?この人だかり!
ってか、学校に入れないし。邪魔!!
それに、キャーキャ煩い!!
問題の四人をみると・・。
一人は、結構嬉しい顔をしており。
一人は、はぁ、と言う顔をしており。
一人は、うざいと顔をしており。
一人は、眠たそうな顔&うざいと言う顔をしており・・・。
上から、銀時、十四郎、総悟、晋助。
あんたらが原因じゃ、無いんですか?
ってか、きれてもいい?
怒鳴ってもいい?
私の黒いオーラを最初に感じ取った、十四郎が、
「樹里。お前の気持ちはわかるが我慢しろ」
「我慢しろと・・・?ってか、これは毎日?」
「あぁ、毎日ですぜィ」
私の質問に答えたのは総悟だ。
「うわぁ、これが毎日って迷惑じゃない?」
つい、ポロリと本音がでちゃった。
ってか、さっきからずっと、本音が出てるしね。
よし、怒鳴ろう。
うん、決めた。
十四朗には悪いけど。
「いい加減キャーキャー煩い!!そこ邪魔!!さっさと退けや!通れないじゃない!!」
シ─────ン・・・。
よし、言ってやったぞ。
私、かっこいい〜。
と、一人自慢げに思ってたら、銀時が、
「おい、樹里。さっきの煩い女子見てみ?」
ん・・・?
さっきの女子?
ジ──・・。
・・・・・!!
め・・・目線が痛い・・・。
でも、私悪い事いってないもん!
悪くないもん!
煩いから本音を言っただけだもん。
ん・・・?
何か、みんなの目がハ・・・ハートのような・・?
気のせいか!うん、気のせい気のせい。
「「「「かっこいい────!!!!」」」」
うおっ。
びっくりしたー。
だって、キャーキャー言い出したんだもん。
いきなりみんな大声で叫ぶんだもん。
ってか、誰がかっこいいんだろ?
ってか、銀時達から、凄い呆れた目線が・・。
私なんかした?
叫んだから、呆れた目線?
う〜ん、分んないや。
なんて事を思っていたら、いきなり門の所に居た女子が凄い勢いで走ってきて、私の目の前までいて、びっくりしてたら、いきなり、さっきの女子達が、
「あ、あの名前はなんていうんですか!?」
「へ?名前?菊坂樹里だけど・・」
少し驚きながら、名前を言ったら、女子達が小声で、
「樹里様だってー」
「可愛いー」
あの、丸聞こえですけど・・・。
ってか、私の事を樹里“様”って。
芸能人じゃないんだから。
ってか、何時まで門の前にいるんだ。
早く教室に行かないと。
転校初日遅刻じゃない。
ありえないって。
「さっさと行こう!私、転校初日から遅刻は嫌だよ」
と、銀時達に行って私はさっさと歩き出したら、銀時達も慌ててついて来た。
さ、私は職員室に行かないと。
靴箱で銀時達と別れて、職員室に向かった。
だけど、別れてから思った。
私、方向音痴じゃん!
「ヘルプミー!!」
これなら、銀時達と行けばよかった。
てか、銀時達も私この学校初めてなんだから案内してよねー!
わぁ、もう泣きたいよ。
しかも、今夏だから暑い!
暑すぎる・・!!
何て思いながらとぼとぼ歩いてる私。
これって、高校生と言う年齢になって迷子!?
恥ずかしい〜。
私は下を向いて歩いてたから前の人にきずかなかった。
ドンッ。
「あいたたた・・・」
ぶつかった拍子に尻餅ついちゃったよ。
ってか、誰にぶつかったんだろう。
ってか、謝らないと!
私がぶつかったんだし。
「ごめんなさい!大丈夫です・・か・・」
謝りながら前を見ると知ってる顔が。
あり?誰だたっけ?
サラサラの茶色い髪。
涼しげな顔。
眉とかも整っていて、芸能人!みたいな顔立ち。
私があれこれ考えていると、先に沈黙を破ったのはあっちだった。
「・・・樹里・・?」
・・・・!!
この声、この透き通った声・・。
「ひ・・・比呂!!」
私がぶつかった相手は、施設の時一緒だった、各務比呂(かがみひろ)だった。