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たぬきちのデパート大改造計画！　の話　（中編）

ひまわり諸島のある店の前に立った四人。
すると、店から少年が飛び出してきた。
ライは入ろうとしていたので、頭を打ち、さらに少年にぶつかってしまった。

「わっ！」

「イタッ！」

お互いに謝りあった。

「すみません」

「僕こそ、ごめんなさい」

そして、四人は中に入っていった。
そこには……。

「よお、ライじゃねーか、それにシギュン、ララミー、ユリス」

バザールでお店を出しているゴランである。

「ゴランさん、ここに住んでいたんですね」

「すごーい！」

「で、用件は？」

ゴランが聞く。
ライは五分ダイジェストで話した。

「ふむ……なるほど……」

ゴランが用意をし始めた。
そのとき、

「ゴランさーん」

「おう、チェルシー、どうした」

店の中に入ってきたのは、茶髪に赤いバンダナをしている女の子だった。

「あ、どうも」

「ど、どうも。で、ゴランさん、なにしてるんですか？」

「ちょいと、急用でそよ風タウンに行くのさ。すまねえが、三日間ぐらい仕事は無理だ」

チェルシーはがっくり肩を落とした。

「ねえ」

シギュンがチェルシーに話しかけた。

「もしかして、牧場主？」

「その通り！」

「わー！　いいなー」

シギュンが目を輝かせる。
そのとき、

「準備できたぜ、行こうか」

ゴランがたくさんの荷物を持って、歩いていった。
なんと、軽々と、

「ま、待ってください！」

四人はいそいで追いかけていった。





しかし……。


船にて

「えーっと、そんなに重いと沈んじゃうよ！」

と、言う事で……。
店に撤退。



荷物を軽くしたゴランは改めて出発。
五人は船でひまわり諸島を後にした。



続く……。