二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 牧場物語andどうぶつの森(オリキャラ求ム!) ( No.26 )
日時: 2010/04/19 16:37
名前: シュート ◆ujk.PWebVo (ID: gWkqmuUW)

たぬきちのデパート大改造計画! の話 (後編2)

完成した。
たぬきちは飛び上がるほど嬉しかった。

「やっただなも!」

ディルカが聞く。

「名前はなににするんだ?」

「スーパーデパートたぬきちだなも!」

「って、スーパーをつけただけじゃねえか!」

笑いが起こる。
そのとき、

「久しぶりだね。ライ」

ライが振り向くとそこには……。
ライと全く同じ顔の少年がいた。
全員が驚いた。

「ライが二人?」

「ヒートさん……」

「知ってんのか?」

「僕の……兄です」

その一言でみんなに衝撃が走った。

「都会にいたヒートさんがなぜここに?」

「旅だよ旅、かわいk…………」

その瞬間ライはヒートの口をふさいだ。
ヒートがフガフガ言う。

「ヒートさん! これ以上言っちゃだめです!」

「フ……ガガ……く、苦しい!」

ヒートがじたばたする。

そのとき、デパートの前で、二人の妖精が話していた。

『あーら、ランじゃない』

『ヒラねーちゃん! どこにいたの?!』

『ヒーくんとラブラブの二人旅♪』

ランがため息をつく。

『で?』

『ヒーくんの魅惑の瞳に甘い声……フフフフフフ♪』

ヒラが自分の世界に入ったようなのでランは帰ろうとすると……。

『ラン、あんたもそろそろ、彼氏作ったら? いまなら手助けしてあげるけど』

その言い方にランはカチンときた。

『ムカつく!』

と言い、魔法弾を放った。
華麗に避けるヒラ。
ランの顔が青ざめた。

『さーて、またヒーくんのところへ戻りましょうかね♪』

そのとき……。




ガガガッガガガガガガガガガガッガッガガガガ



何かが崩れる音がした。

妖精二人は驚いてそれぞれの帽子に戻った。
たぬきちが早く異変に気づいた。

「ん? なんだなも?」

全員が振り向くと、崩れ始めているデパートだった。

「ってえええええ?! なんで崩れ始めてんの?!」

「逃げろぉおおおお?!」

なにが起こったかわからず、全員が逃げ出した。
そして……。


ずドドドドドドドドドドーン









スーパーデパートたぬきち崩壊。

「ああ……デパートがだなも……」

たぬきちが崩れ落ちた。
ライがランを呼んだ。

『はあい?』

「はあい、じゃないです! なにしたんですか!」

『魔法弾をデパートに打ち込んじゃった♪ てへっ♪』

「てへっ、じゃないですよおおおおおお?!」

ライも崩れ落ちた。
シュートが不思議そうにライをみる。

「誰と話してるんだ?」

「アハハハハハハハハハハ……」

ライは笑うばかりだった。


ヒートは瓦礫に合掌した。

「ご愁傷様です……」

隣でヒラも合掌していた。

『ご愁傷様』






数日間ゴランたちはデパートを建て直すことになった。




たぬきちのデパート大改造計画! の話 完