二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 仮面ライダーディケイド&仮面ライダーW ( No.4 )
- 日時: 2010/04/18 14:30
- 名前: 涼太 (ID: wetqViQy)
園咲家
自身らを「地球に選ばれた家族」と称する、風都で有名な富豪一家。裏の顔として秘密結社“ミュージアム[23]”を創立しており、ガイアメモリを人々に供給してドーパントによる事件を誘発させる根源的存在。風都への多大な影響力を持ち、警察はおろか、側に仕える専属のメイドたちでさえ彼らのことは詮索できない。「理想の社会の構築」を目的とし、風都とその住民そのものを「地球の記憶」の巨大な実験場にしている。本性は冷酷な面々だが、スイーツが出てこなくてがっかりする琉兵衛、亜樹子の劇的料理を食べさせられて衰弱するミックなど、いち個人としてのやや茶目っ気ある側面も持つ。
各自が専用のガイアメモリとガイアドライバーにより、一般より格上となる幹部級のドーパントに変身[24]する。なお、琉兵衛の妻の存在は不明。また若菜の回想から、かつては彼女らに弟がいたことが判明している。
園咲 琉兵衛(そのざき りゅうべえ)
園咲家の家長。「風都博物館[25]」館長で、ミュージアムの創始者。表面的には笑顔を絶やさず穏やかで、家族には優しく[26]食事など団欒に興じる。ケーキなどの甘味に目がなく、有能なパティシエの作った菓子を楽しむことを日課とする。しかし園咲家以外の人間には基本的に冷徹で、その存在感は対面しただけで相手を威圧するほど。博物館で翔太郎と初対面した時も彼を恐怖で凍りつかせている。これは家族も同様で、彼が絶対的な権力を持っており、如何なる揉め事も彼の前では制止させられる。園咲家が風都の頂点に立つことを当然と認識しており、自身の行いによる市民の被害も意に介さない。組織を創設したのは、「地球の記憶」の全てを解明し園咲家を「理想の家族」にし神の領域に登り詰めるためである。
ドライバーを細工された若菜の異変に静かながら怒りを覚え、伊坂に「覚悟するよう」警告している。またエクストリームメモリ出現時に「ついに動き出したか……」と呟いたことから、シュラウドについて何か知っているようである。
テラー・ドーパント
巨大な青い冠を戴き、黒いマントを身に着けたドーパント。そのメモリだけでも、常に余裕を見せる霧彦も恐れをなすほどの威圧感を持つ。地表を黒い粘液状の物質で浸食し、効果範囲内の対象にダメージを与えたり、対象の人物を別の場所へ移動させられる能力を持つ。浮遊能力もあり、マントをまとうことでワープ移動が可能。井坂深紅郎からは、「恐怖の帝王」と呼ばれている。
園咲 冴子(そのざき さえこ)
園咲家の長女で、ミュージアム傘下でガイアメモリを製造販売する会社「ディガル・コーポレーション」の社長。優秀な経営能力を持つが性格は冷徹非情で、ビジネス面で自分の利益となる話でなければ聞く耳すら持たず、一度無能と判断した者は容赦なく切り捨てる。その冷徹ぶりは身内でも例外ではなく、霧彦と結婚したのも彼の能力に目を付けたためであり、園咲家を出ようという彼の説得を「もう私には必要無い人間と分かった」と一蹴してあっさり殺し、肉親ですら自分のために利用する道具としか見ていない節がある。しかし井坂に関しては、「琉兵衛を倒して自分がミュージアムを統括する」という誰にも見せた事のない心の中の本音を言い当てられた事から今までの男達とは違うものを見出しており、彼女自身よりもドーパントへの研究を優先させる彼への戸惑いや(研究対象への)嫉妬の感情も見せる事もある。
幼少より一家の跡継ぎとしてスパルタ教育を受けていたが、その憂さを自由奔放に育てられていた若菜にぶつけ、目の敵にすることで晴らしていた。その事が原因で若菜からは憎まれており、彼女自身も相変わらず奔放に生き自らの使命に気づかない若菜を今尚疎ましく思っている。それ故に「自分の為に戦うのが若菜の使命」と称し井坂に彼女の治療を依頼した事もある。ただ若菜がミュージアム中枢の運営に関わるようになってからは表面上とはいえ協力関係を保っている様に見え、井坂が若菜に施した治療の詳細を知った際はその身を心配する姿も見せた。
新型のガイアメモリの開発が進まぬことで、父・琉兵衛から釘を刺されて焦り始めている。表立った行動はないものの琉兵衛に対して内心では既に従っておらず、彼が井坂に対して脅しをかけた時にはガイアメモリを使おうとしたこともある。
タブー・ドーパント
女性の上半身と芋虫のような下半身を持つ赤いドーパント。常に空中を浮遊し、手から赤い光弾を放つ。ビギンズナイトに翔太郎たちと対峙した。また目元に眼球がなく、下半身の先端に単眼があるが、そこで視覚情報を得ているのかは不明。