二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【MONSTER HUNTER】 狩りと仲間と… ( No.18 )
日時: 2010/05/16 15:10
名前: 火竜人 ◆wTTGQfV.SM (ID: JUrMEp6v)

第5話 新コンビ誕生

はあはあはあ…
疲れたけど関係ない!
走り続けなくては…
あいつが追ってくる!!
まだ村に着かないのか?
あのハンターがいなかったら
自分はたぶん死んでただろう
そんなことを考えたら背筋がぞっとした

——————。

「くそ…大型モンスターと戦うつもりはなかったから弾が不足だ…さっきのハンターは逃げ切れたか…?」

それでもリュガレックスは襲ってくる
これは…ブレスか?

火の塊をそいつは飛ばしてきた

「ちっ、弾切れだ…ここから猛ダッシュだ!」

はあはあはあ

リュガレックスは突進してきた

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ」

ダイブだっ!!

ドガアアアアアン

——————。

一方、コウはカナナ村に到着した。
疲れ切ったのか村に着いた途端倒れこんだ
もう心臓が動いていないような気がした。

ゼーゼーゼー

激しい呼吸を繰り返す
何とか立ち上がった

「お〜〜〜〜い、大丈夫か?」
「えっ」

見てみるとついさっき会ったばかりの鉱石屋の
ブロンだった

「そうとう疲れてるようだ…何があったのかは知らんがとりあえずあんたの家に運んでやらあ」

そらそうだろ…約2kmの道を猛ダッシュしてきたのだから
っと言いたかったが親切にしてくれているブロンにそんなことは言いにくく心の中で呟いた。

「しばらく寝て体力を回復させるんだ。事情説明はあんたが起きてからにしてやるよ」

ありがとうと言いたかったが
ベットに寝かしてもらってすぐに
眠りについたためそういえなかった。

———————。

間一髪リュガレックスから逃げてきた
ハンターは拠点にいた。
ギルドはそれぞれのフィールドに
拠点(ベースキャンプ)という場所を設置している。
拠点はそのフィールドで一番安全な
場所に設置してあるので
モンスターに襲われる心配はなかった。
彼の名は『ジェルス』といった。

「そろそろいくか…早く急がないと…あいつがカナナ村で暴れられては大変だ」

呼吸が整ったところでジェルスは準備を整え
小走りで村に向かった。
ちょうどその時はコウが村に着いた時だった。

——————。

どれぐらい寝ただろうか、日が暮れて
昼間のにぎわいはなくなっていた。
体力が回復したコウは家を出た。
今日教えてもらった村長がいる
集会場という建物の中に入った。
防具は脱ぎ捨ててきてあるので
ハンターには見えないだろう。
いろんな商人の中に混じり
一人の少年と村長とブロンがいた。

「あの〜〜村長さん?」

3人の視線がこっちに向いた
少しドキッとした。

「おう!あんたかもう大丈夫か?」
「いやはやすまないねえ〜〜いきなり大型モンスターに合わせるなんて…そんなつもりはなかったんだけどねえ〜〜」

のんきな口調で村長はいう
だが一人だけ誰だか分らなかった
この少年はだれだろう

「コウや、事情はこのハンターから聞いたからのお。ちなみにこのハンターはジェルスというんだえ」
「あ、あのこんにちは」
「昼間は災難だったな。いきなりですまねえが俺と組まねえか?」
「えっちょ…いきなり…」
「とりあえずここに座れよ」

そういって一つだけあいてるイスを
ポンポン
と叩いた。

———————第5話終わり。