二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂—蒼穹の鎮魂歌— ( No.12 )
日時: 2010/04/28 18:00
名前: 椿薔薇 (ID: AEu.ecsA)

第壱訓「台本は本番前に確認を、パクりにはツッコミの確認を」


「・・・」



「・・・銀さん、始まってますよ・・・壱話ですよ」
長い沈黙に声を出したのは新八である。
あ、メガネ兼ツッコミという紹介で・・・

「・・・え?なんか言った?壱話ァ?何が」
少し間をあけて主人公の銀時が首だけで新八を見ながら言った。
それに、新八はため息をついて銀時と後ろを向き小声で話だす。
「何がって、小説にきまってるじゃないですか!蒼穹の鎮魂歌記念すべき第壱話なんですよ」
音で表すのならばヒソヒソといったところだろうか、チラチラと前を見ながら言う新八に銀時は驚いたように
「・・・まじでか。やべェわ、今日完全参話のノリだったんですけどォー、まじどうしてくれるんだしィ・・・神楽もそのノリだから・・・」
参話のノリって何だよ!ノリでやるんじゃねェよ!心の中で盛大にツッコんだ新八は隣の神楽を見る。

神楽は下を向きブツブツとつぶやきながら真剣な表情で何かを見つめていた。
「このかわいい神楽ちゃんが月に代わって押しよきヨ!」

「・・・何やってんの?」
その声に気づくと神楽は良くぞ聞いてくれましたという顔で顔をあげる。
「何って、練習にきまってるネ!銀ちゃんも新八ももう完璧アルか?何時から本番始まるネ?」
そんなことをいいながらみつめていた本らしきものを閉じて新八に見せる。
そこには
『銀魂—蒼穹の鎮魂歌—台本』
と書かれている。

それをみるなり銀時は
「おう、あたりめーだろ。てか、神楽聞いてくれよォ、今日壱話ならしいぜ?俺たち台本も参話で練習したよな?完全参話のノリだったよな!」
そういいながら広げた銀時の手の中は真っ黒に字で埋め尽くされていた。
一目でわかる・・・カンペである。

「まじでか!私壱話でも参話でもないヨ!最終回アル!」
そう神楽の持っていた台本に『最終回後篇』と勢いよくかかれてある。

「何で台本あるんだよ!てか・・・最終回で月に代わってお仕置きよってどんな最終回だ!!しかもまだ始まってもないのに最終回までなんで台本作ってんの!?やる気そこまであるゥ?!はっきり言って作者もはや話に行き詰っちゃってるからさ!!」
一揆にツッコミをいれた新八に銀時は拍手をおくった。
そしてすぐに言う。

「そっかー壱話だったか、なんか可笑しいと思ってたんだよねェ・・・参話違うもん、ロケなんて書いてなかったもん」

「だからロケってなんだァァァァァァ!!」

そう、今話していただけではどこだかわからないのだが・・・今万事屋一行は外にいる。
それもまた新八の提案なのだが・・・
「そうですよ!いまの状況まだ何も言ってなかったじゃないスか!このまま説明なしだと、またどうせ静止画で万事屋外観移ってんじゃね?みたいなことになるでしょうが!」

そういってから映されたのは黄色いテントにいつもどおり並んだ神楽と銀時、新八。
「おめーがたまには外でようっつーから、これ・・・蒼穹の鎮魂歌では外でてきたけどよォ・・・いわせてもらってもいいですか!!」

少し間が開いて・・・

「どうせ、中でも外でもやってること同じじゃね?・・・なんならやっぱさァ、オンリーで行こうぜ。話したいこともあるし」
と言い勝手に帰る支度を始める神楽と銀時。

「いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ!話ってなんなんですか銀さん!」
とめると気になった話・・・というものについて問うが心のどこかでどうでもいいことだろうとは思ってしまっていた。


「いや、べつにィ・・・たださぁこの題名・・・人誘うためにかっこいい名前つけたみたいだけどさァ・・・こういうのおもっきしパくってね、コ○ンとか。」

「確かにアル!今勝手に対抗心むき出しヨ!名探偵コ○ン天空の難破船ロフト・シップてきな!なにヨ鎮魂歌って!いつかのいつかあった気がするヨ!無理やり読ます気アルか!?パクリアル!」
いや、○の意味ないからね、思いっきりいっちゃってるよ!
読みのとこ変えただけじゃん、ロフトって・・・カーテンのシャーってなる奴買いにいっちゃう?
というか途中で無理やり読ますとかそれコ○ンに対していっちゃってるよね。
もうツッコミすら・・・というかこれに関しては意見だしなんともいえん・・・新八は思った。

そして作者は思った。
「バレタ?」

「作者ァァァァァァァァ!!!」