二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *VOCALOIDのお話* ( No.82 )
日時: 2010/06/13 16:45
名前: 黒蝶 (ID: tf6BDv4K)

+第2章『創られたVOCALOIDのお話』+
1粒:私とマスター

「初めまして」

う〜ん・・・今だにこういうことは慣れないなぁ。
宜しくお願います。とかこんにちは。とかの堅苦しいあいさつ。
はぁ、こんなマスター正直どうでもいいのに。

「やったぁ採用されたんだぁ!」

そ・こ・か。
私が来たよりも先に
そこか。
いいけどね。別に。
別にねいいけどね。
・・・あ、同じコトいっちゃった。
まぁいっか。どうせ想うだけ。
マスターなんて想うことすらないでしょう?
哀しくなんて・・・・・・・・・ないもん。

「きてきてユキちゃん!」

私の手を引っ張るマスター(仮)
こんな奴マスターだなんて認めない。
私を引っ張ってとある部屋まで連れて行く。
っていうか真っ暗なんだけど。
なに?この部屋。
もう駄目じゃない?灯りの付け忘れって。
マスター失格・・・・・・・・・

パチッ

遅れて電気がつく。
目に入ってきたのは

「ようこそ瑞夜のもとへきてくれましたユキちゃん!」

部屋がドレスアップされていた。
テーブルの中央には大きいケーキ。
・・・・・・・・・だから真っ暗だったのか。
納得しながらも少し呆気にとられる私。
そしてさっきから「どう?どう?」と聞いてくるマスター。
別に(仮)ぐらいはずしてもいいかな。
んじゃあ、私からも一言。

「よろしく。マスターこと瑞夜」

というかあんなに大きいケーキ食べられるかなぁ・・・。