PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔戦国BSR〕修学旅行に戦国時代!! ( No.29 )
- 日時: 2010/05/04 12:51
- 名前: 愛姫 (ID: Hygi4e/W)
〔第八話〕有名な武将の考えていた事なんてわかるに決まってる
琴音が戦国時代に来てから、早いことで1週間。
もうすぐで、かの有名な「川中島の合戦」が始まる。
…という情報は、2日目の朝っぱらに、急に、本当に急に小十郎が言っていた事である。
「あれ? …てことはさ、まーくん。」
そして今は政宗の仕事場にお邪魔をして、本を読んでいる所だった。
「アンタ、お館様と謙信様の邪魔するつもりでしょっ!! 」
「!? 」
川中島では、ゲームでもアニメでも、普通に乱入していた政宗。
その事を知っていた琴音は、さらっと政宗の企みを言いあててしまった。
なんかもう「顔に書いてあるんだけど?」と言っているような感じで。
「な…っ!? 琴音、お前はやっぱり北条かどこかの忍じゃねぇのか? 」
「まさかあ。何でよ? 」
一瞬、政宗が何を言っているのかわからなかった琴音。
しかし、とんでもない事を言っていたの事に気づき、慌てて言い直した。
「あー!! いやいやいや、その、えーっとーホラ! そーなんじゃないかなーなーんてー…あはっ」
北条といえば、伊達軍による「啄木鳥の戦法」で武田軍と激突させられた…という記憶がある。
そして幸村と出会っちゃった、という記憶はかなり濃く残っている。
そして琴音は、頭の中である事を考えていた。
(じゃあ戦について行けばゆっきーに会えるんだよね!? しかも2人で戦ってるところも見れるし!?
最終的に佐助が止めに入るから、佐助にも会えちゃうかもなの!? どうしよう!! サインほしい!! )
…という、バカみたいな事を。
しかしそれを実行するには、どうしても戦について行けるように頼まなくてはいけない。
14歳の、弱そうな少女を、戦に連れて行くような武将はいないだろう。
しかし、琴音は「ある手」を使うことにしたのである————
PR