PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔戦国BSR〕修学旅行に戦国時代!! ( No.35 )
- 日時: 2010/05/17 12:25
- 名前: 愛姫 (ID: 9UZszu0R)
- 参照: 今日は体育大会の振り替え休日♪ 部活無いのテニス部だけだしw
〔第十話〕戦国時代だとしても、夜明けだとしても、外に出るときは着替えよう
琴音がここに来て10日————
朝がしらじら明けてきた今、ついに伊達軍が出陣した。
「はあ…」
深くため息をつく琴音。
それは出陣について行けなかったからではなくて、そんな理由ではなくて…
ただただ純粋に…心配を政宗が心配だったのだ。
…という理由でもなく。
「ぎゃあーっ!? ここ虫多ッ!! キモッ! 肝ッ! こっちくんなアホ! 」
なんと琴音は政宗たちの後をつけて来てしまっていたのだ。
しかし途中で一番後ろにいた騎馬隊を見失ってしまった。いや、正確には着いていけなかっただけである。
騎馬隊は、「ィヤッハー!」とかなんとか言いながら崖を飛び越えたりするので、徒歩の琴音には結構厳しい。
結構厳しいと言うか、ついて行くのが不可能。
それ以前に今は、パジャマのまま城を飛び出してきたので蚊に刺されて、かゆすぎるわ!とか考えていた。
そしてさらに余談だが、琴音はこの10日ずっと制服で過ごしていた。
長いスカートも袴っぽくて合ってるかな、と思ったのである。
「川中島ってどこなんだろう…山梨県? あれ、群馬だっけ…」(長野県です)
そんな風に途方に暮れていた(?)時。
「こんな所で小娘が何をしているんだ! この辺は危ないぜ」
琴音は、この声ではっとした。
(うわ! 誰!? 伊達軍の人じゃないね…私の事は知っているはずだし…
じゃあ、武田!? 武田ですか!? え、うそ、武田軍!? もしかして…)
思考わずか数秒。
PR