二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〔戦国BSR〕修学旅行に戦国時代!! ( No.94 )
日時: 2010/06/28 17:46
名前: 愛姫 (ID: efp5OJCb)

〔第二十一話〕啄木鳥の戦法、伊達のまーくんが!!

今川義元の首を狙う、武将達。
武田軍や伊達軍、そしてあの軍までもが——。

そして、そんな大事な戦争にこんな女が着いて来ていいのだろうか。

「お館様、あれは…!! 」

予想していた事、というのだろうか。
知っていたが、黙ってしまっていた事が起きてしまった。

————武田は伊達軍により北条軍と激突させられてしまったのだ。

「幸村よ、お前は良い!兵を率いて伊達を追うのじゃ! 今川の…」
「今川の首、もらって来い!! 」

しかし琴音が余計なことを。

「琴音!? まあ良い、言おうとしたことは同じ!! 行けい、幸村ぁああああ!! 」
「心得ましてございます、お館様ぁああああ!! 」
「あたしをそっちに連れてって、お館様ぁああああ!! 」

さらに余計なことを。

「どちらに着いても危険だが、よし、任せた幸村!! 救護係の琴音を怪我させるでないぞ!! 」
「よっしゃ、ありがとうお館様!! 」

たったの3日しか乗っていない馬だが、手綱を上手く使って好きなように馬が動かせるようになった。

そして全速力で走る幸村を追いかける。
しかし、当の本人は「独眼竜、伊達むぁさむねええぇぃっ!! 」なんて言っていて気づかない。

「ゆぅぅ——っきぃ————!! うちもゆっきーに着いてくよー!! 」

琴音は馬を走らせ、大声で叫んだ。