二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【銀魂】二つの十字架と刀と獣【キャラ募集中】 ( No.2 )
日時: 2010/04/25 11:03
名前: 裂谷 (ID: A9wxTbZM)

第零章【始まりは同じだったはず】

「あ〜ぁ…お腹減った…。」
外は雨ザバザバ。ていうかあたしも赤姫もぐしょぐしょ。
「お姉ちゃん、寒いよ…。」
「そっか…。」
そう呟いて、腰の短刀に手を掛ける。
そして、ビッと自分の服の裾を破く。
「これでも巻いてて」
「お姉ちゃん…私達、死んじゃうの…?」
「さぁ…。わかんないや。ごめんね…。」
ふいに、めまいがしてよろめく。
「あ、れ…?」
体から力が抜ける。
「あ、はは…お姉ちゃん、もう駄目かも…」
「お姉ちゃん?!」
そして、地面が顔のすぐ近くに行った時。
体が誰かに支えられた。
「ぅえ?」
そっと見てみると、綺麗な髪の毛の男の人がいた。
傘を持ち、あたしを支えている。
「…大丈夫ですか?」
「あ、はぃ…だい、じょう、ぶ…。」
だんだん意識が遠のいていく。
そして、あたしは気絶した。


「……。」
「ぅ…」
「…い」
「ん…」
「おいってば」
「ふ…お?」
目を覚ます。
見ているのは、銀色の髪のあたしぐらいの男の子。
「誰」「こっちの台詞だ。」
「あの男の人は」
「松陽先生ならお前等の服を洗ってるよ」
横から声がして横を向く。
黒紫の髪の男の子がいる。
「妹…赤姫はどこ?」
「あたしはここだよ〜!」
はっきりとした赤姫の声が響く。
髪の長い男の子と遊んでいる。
すると、さっきの男の人が部屋に入ってくる。
「調子はどうです?」
「すっかり良くなりました」
「そうですか、じゃあ話してもいいですね。」
「話とは?」
「塾生になりませんか?」
「え…?」
「女の子なら、いますよ。一人ですけど。」
「でも、赤姫もあたしも入れたら三人…。」
「嫌なら別に、強制ではありませんのd「入ります!!」
「勉強とか、したことないから…。」
「…では、よろしくお願いします。」
そう男の人に頭を下げられる。
「私は松陽です。先生とでも呼んでください。こっちが銀時で、あっちの子が晋介です。あ、小太郎もいましたね、あとここにはいませんが、詩織って女の子と絽李もいます。」
「先生…」
髪の長い男の子、もとい小太郎がため息をつく。
「貴方達は?」
「あっちのが赤姫、あたしが…」
「葵だよっ」
「葵に、赤姫ですか。いい名ですね。」
「えへへ?」
「なんで疑問系なんだ?」
銀時に言われる。
「んじゃ、先生、銀時、晋介、小太郎、詩織さん、絽李でいっかな。」
「はい、葵、赤姫。」
「おう、葵に赤姫!」
「わかったよ、葵。赤姫。」
「それでいい。葵、赤姫。」
「うん!!」
こうして、あたし達は仲良くなれた。

もっと、いろんなことしたいな。