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第４話『ある意味、有限でもある無限空間』


まぁ、ボール鬼の後に数々の焼死体……いや、黒焦げが見つかったのは、またあとの話。

「アリス先生に爆弾作るよう頼んだ結果がこれですか〜」
「ちょっと待ってください、アリス先生がつくったんですか、あれ……」

李先生、ビンゴッ！
どうせゲームをやるんなら、本気でやんないと体力付かないし。
それに、罰ゲームは嫌な物の方がいいしねぇ。

「さて、ボール鬼はこれで終了。次は理科なので、教室移動してくださいね」

僕がそう言うと、皆しぶしぶ学校へ戻った。
さって、この黒焦げは真琴さんのところに届けますか。
あの人なら何とかしてくれるって信じてる。うん、『信じてる』だけ。
実際はもう手遅れかもしれないけどね。


さてと、理科室に来てみたのはいいけど……。
なんか、人数がだいぶ減ったなぁ。
しかも、怪我人がいっぱいいるし。やっぱり爆弾はちょっとまずかったかな。

「はい、じゃあ、理科の授業を始めます！」

アリス先生が明るくそう言う。
……理科の時間、ねぇ。
けが人出ないといいね〜。