二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 暴・走! D灰学園 職員募集! ( No.46 )
- 日時: 2011/02/19 13:54
- 名前: クロウ (ID: 4I.IFGMW)
第9話『バレンタイン、それは乙女の復讐の日』
「……おはよう、問題児達。反省したか?」
朝の挨拶がこれ。
うん、僕的にはこれが普通の朝の挨拶だよ。神田君とアレン君は謹慎二日目だからね。
まぁ、問題さえ起こさなければ、明日で謹慎がとけるはずなんだよね。
問題が起きない。なんて事は断言できないけどねぇ?
「反省? なんでですか。悪いのはバ神田の方なんですから、謹慎はバ神田だけにしといてくださいよ」
「その言葉、そっくりそのままお前に返してやる……」
「ほう、君達は喧嘩両成敗という言葉を知らないのかね? 要君も話したはずだけどね。んー?」
僕がそう言うと、二人とも額に青筋を浮かべ、こちらを見た。
……要君、一体何言ったんだろうね。二人とも、隙を見せたらもう終わりみたいな顔してるし。
今にも掴みかかってきそうっていうか、歯をむき出しにしてうなるのやめろってか、まじあんた等猛獣かってかね。
ほんと、謹慎といたらヤバイ気がしてきた。一旦檻に閉じ込めた方がいいかなぁ……。
「とにかく、明日まで静かにしてること。いいね? いいね? おい、いいって言えよ。言えっつってんだよ。あ?」
もう、ほとんど脅迫的に言いますよ。えぇ、この問題児が留年とか、僕としてもすっごく嫌なんで。えぇ。
残ったら、学級崩壊するし。
いや、学校も崩壊するんで。マジに。
「とにかく、今後あんなこと起こすなよ? あと、これ。チョイ遅れたけどバレンタインデーのチョコレート」
僕はそう言って、チョコクッキーを二人の頭に投げつけた。
うん、二人ともキャッチし損ねたよ。
自慢できないけど、僕はボール投げんのが下手だから、早く投げられないんでね。
……ま、なにはともあれ、教員と生徒が一緒になって作ったクッキーだ。ありがたく食せ。
まぁ、中には最高に最低な料理を作るシザーマンこと要君もいるわけで。
だから、あの人の作ったものには鉛とかマグネシウムとか食べたのと同じ味がするわけで。
……あの人のだけ、別の袋に入れたわけで。ね。
だから、どっちかの袋がハズレなんだよ、ね。
「イライラした時には甘いものを食べるといいって言うしね。でも、僕が作ったのだけうーんと甘くしたから。それ食べて、虫歯になっちゃえ」
ついでに、要君の作ったクッキーは食べない方がいいって言うか……。まぁ、いいけど。
さて、明日生き残ってるのは、どちらの方なんだか……。