二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 暴・走! D灰学園 職員募集! ( No.8 )
- 日時: 2011/02/26 15:41
- 名前: クロウ (ID: hfVure16)
第2話『人の都合は気にしないんです』
『…あ、あー……。皆様、聞こえますかぁ?』
……ま、聞いても意味ないか。
でも、放送聞こえるみたいだな。
マイクのテストはここまでにして、本題に入りますか。
『えー、この寒い中、校庭に集まってください。以上』
僕がそう言ってマイクのスイッチを切ると、龍麻と李さんが聞いてきた。
「寒いってわかってんのに、よく言えるな」
「というか……、私もその寒い中で授業をするんですね」
……ま、当たり前だし。
手加減は無用、イイ加減は多用ですから。
あの人たち、頭がちょっとアレだし、せめて体育面だけでもなんとかよくなってもらいたいんですよネェ。
李さんと一緒に校庭に行ってみると、生徒全員が集まってた。
……ちゃんと来てたんですね。一部の人は放棄するかと……。
いや、一部の人、すでに放棄してた。ノア組がいない。
……まぁ、あの人たちがいるとひどいことになるからこのままでいいか。
化学班とか、あれだけどね……。
「えー、みなさん、この寒い中、よく集まってくださいました」
「お前が集めたんだろうが!」
……ウッワ、神田君、ヒッドーイ。
僕は、君のそういうカルシウム足りない頭が嫌いだなぁ。カルシウム、全部骨のほうに吸収されてるの?
「……とにかく、今からボール鬼をしまーす。あと、この金髪の人は、藤羅 李先生です」
「よろしくお願いします。けがには気をつけて、楽しく授業をしましょうね」
……李さん、ほんと、生徒には優しいですねェ。
前、龍麻に喧嘩売って、殴り合いした人だとは思えませんよ。
……どっちが勝ったか? 聞かないでください。思い出すだけで、気分が悪くなります。
「じゃ、始めますよ。アレン君が鬼で」
「え!? 僕、決定なんですか?」
「……九龍が、遅刻した罰と、引き留められたときにむかついたからって」
アレン君は、そんな理由か! と怒鳴って、ため息をついた。
……悪かったね。でも、校長の権限で何でもありだから。
さて、反省はこれくらいにして、始めるか。ボール鬼。