二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 (何でも。銀八先生リク受け付けます) ( No.149 )
- 日時: 2010/10/19 01:41
- 名前: スケさん (ID: PfIgrp5a)
第十六訓 人付き合いが嫌になっても嫌になるな!それを乗り越えたら世渡り上手になる……たぶん
前回までのあらすじ
俺の名前は山崎退。
通称【監察の山崎】って、呼ばれてみたいなぁと思っている…しがない監察さ。
興味本位で始めた調査。なぜ人は「おはよう、こんにちは、こんばんは」を飽きもせず繰り返すのか?
それを、俺は独自の調査方法で主に歌舞伎町を回っている…そして、俺は出会ってしまった……あの人に。
☆
なっ…なんてこった…!まさか局長が……お妙さんに振り向いてもらえないからって、女装に目覚めるなんて!?
そりゃァ以前、銀魂コミックス第五巻でチャイナさんの格好をしてたけど…あれは、空知先生が勝手に書いたんだと思ってた。
だが実際は、どこか心の奥底で『女になりたい』という願望を抱いていたのか!
だけど局長!あんたじゃ無理だよ!!
さっ!さすがにウェイトレスの格好じゃあ!客がドン引きでしょ!!!
「ちょっ!ちょっと待て!山崎!!お前…なんか勘違いしてないか?」
………へ?
「そりゃ俺も、お妙さんに振られ続けて、ちょっと女装には興味はあったが——————
あったの!?興味があったの!?
「だが、さっきも言ったように勘違いするな…これは真選組の仕事だ。」
ッ!…何か事件でも?
「いや…これは、俺個人の問題だ。部下を巻き込むわけにはいかん…。」
何言ってんですか局長!真選組の仕事なら俺も動かなくちゃダメでしょうが!もうちょっと、俺らを信じてください局長…。
「………そうか。厳しい状況になるが、それでも———
局長。何度も言わせないでください…俺は侍です。
「フッ…よし、準備しろ!山崎ィ!」
了解!!!
☆
いらっしゃいませ〜〜〜。
——————
あの…局長?一つ訊ねていいですか?…
「ん?どうしたザキ?腹の具合でも悪いのか?」
いえ…そうじゃなくて。
「だったらなんだ?あっそうか、痔か?痔は放っておくと大変なことになるぞ。なるべく処理しておけよ?ダッハッハッハッハッ!」
違いますよ!!何で俺までウェイトレスの格好をせにゃならんのですか!?
「いやだって店長が『近藤君。あと一人追加の人頼めるかい?ほら、ここあっち系の人達が多いから君みたいな人が必要だから…頼むよ!ネッ!』って……」
それ!!完璧違うお店じゃないですか!?だからだな!!!さっきから変な視線を感じてたのは!?
「まぁ…気にするな山崎。」
うぅッ………———
———ウィーーーーン
「あっ!ほら、客が来たぞ。ちゃんと応対しろ!」
———ドンッ!
わっ!もう…なんなんだよホントに………———
「あの〜?お席空いてますか?」
あっ!はい。こち———
———ちょっと待て…今の声は…まさか!
「あれ?あなた…もしかして、山崎さん?」
マジですかーーー!?最悪だあぁぁぁぁぁ!!!
よりにもよってお妙さんだなんて!もし、このことが世間に知れたら俺はお仕舞いだぁぁぁぁ!
何とかして…この場を乗り切らなくちゃ…。
「ねぇ…山崎さんでしょ?あなた、こんな所で何して———」
ドドドドド!!!
「お妙さぁぁぁぁぁん!奇遇ですねぇぇぇぇぇ!席に案内しまあぁぁぁぁぁぁす〜〜〜〜!!!!」
「きゃあぁぁぁぁぁぁ!?っていうか!お前は一生!動物園の檻の中で暮らせやボケぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
…ご愁傷様……局長(合掌)
☆
はぁ〜〜〜…何かもう、どっと疲れた。
結局…あいさつってのは、他人とのコミュニケーションを大切にする言葉…何だと思うんです。人と人は最初は他人行儀で接するもので、あいさつを交えるうちに…何だかんだで打ち解けてるんです。だれだって不安があります……怖いと感じるくらい。それでも、挨拶と言う言葉があるのなら…まずは、そこから始めればいいと僕は思いました。
山崎 退
パタンッ………
シュボッ!
フゥ〜〜〜〜〜〜
……………作文ッ!!??
完